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敏洋’s 昭和の恋物語り
日光・東北旅行、そして東京へ。 [6月11日〜6月13日](二十一)
2021年04月04日
テーマ:テーマ無し
10:05。入館しました。
「書」は初めてのことなので、どう感じるかー息子が絶賛する相田みつをなる人物像は?ー興味津々です。
予定では、1時間ほどの鑑賞です。
このあとは有楽町駅下あたりで昼食を摂り、渋谷まで行きます。
で、Bunkamuraザ・ミュージアムにて[印象派…その後]でしたかね、
それを鑑賞するつもりです。
そこでは2時間ほどを予定していて、「16:33発 大阪行き:ひかり」に乗ります。
これは外せません、絶対に。
なんで[のぞみ]で名古屋まで行かないのか? そんな疑問を持たれたでしょうね。
[のぞみ]の方が遙かに速いです。ですが、名古屋から岐阜が待っています。
これがくせ者なんですわ。
くせ者と言えば、長嶋監督が「くせ者、元木が……」って、言っていたでしょう。
結構投手やら捕手なんかを幻惑する行動を取ったり、守備についているときなんかでも相手走者を幻惑ー隠し球とかでOUT! ってやったじゃないですか。
ああ、また脱線しちゃった。
長嶋監督の話となると止まらなくなりそうだ。
名古屋岐阜間については、苦い経験が多々ありましてね。
後述しますが、とに角「ひかり」に乗りまして豊橋で下車します。
東海地方在住の方なら、もうお分かりですよね。
豊橋始発の特急or快速があるんです。
それに乗りたいわけですよ、わたしとしては。
なぜ? 名古屋からでは、この電車群にはまず座れないんです。
20分から25分のことなんですが、これがねえ、結構堪えるんですよ。
始発ならば、余ほどのことがない限り大丈夫ですから。
はっ?! 「[こだま]のみじゃないのか、豊橋停車は」ですか。
その疑問、ごもっともです。だからこその、[16:33]なんです。
これだけは豊橋に停車してくれるんです。これを外すと、もう[ひかり]は停車してくれません。
なので、すでに切符を購入済みです。
それにしても、3連チャンの高速バスはきついですね。
精々が2連チャンでしょう。いや2年前だからこそで、現在だと連チャンは無理かも?
どうしてこれからの予定について、クドクドとお話ししているのか?
実は現在時刻、12:30となっています。
あの革のベンチから見たカフェで、コーヒータイムです。完全に2時間のオーバーです。
甘く考えていました、[相田みつを展]を。
1時間の予定を取れば十分だろう、いや30分ほどで見終えるかも? なんて考えていました。
だって、そもそも[書]でしょ? 興味ないんですよね、正直言って。
ただ、あまりに息子が絶賛していたものですから。
「高速バスの停車場近くでもあるし、覗いてみるか」と軽く考えちゃいました。
あくまで「ちょっと」なわけでした。
ところがところが、大きな思い違いでした。
息子に完敗ですわ。素晴らしいですね、ほんとに。
幼児が書くような、漫画チックな文字じゃないか! なんて考えていました。
添えられている文にしても、切り取り的要素の多い短文ですし。
「なんでこんなものに、息子ははまったんだ」。そういう思いでした。
先ず驚いたのは、やはり「基本がしっかりしている」ということでした。
二十代でしたか、しっかりとしたというかキチンとしたというか、見事な書体です。
七年間入選し続けたというのも、伊達ではないですね。
その後伝統に囚われることに疑念を感じて、自分だけの書体を創り上げたということですね。
しかも書が出発点ではなく、短歌が主で、その表現として、ああいった書体を創り上げた。
さらには、その短歌すらも削り上げて、あの短文になったのだとか。
プロの作家さんに言われました。
「文学は引き算です、削りの美学です」
できません! 到底わたしにはできません。
今お届けしている詩ですら、読み手であるあなたにわたしの想いを伝えることができていないのでは? と思えているのですから。
詩に対して作者自身が解説をするなど、本来はあり得ないことなんですから。
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