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敏洋’s 昭和の恋物語り

ポエム・ポエム・ポエム 〜夜陰編〜 =人生= 

2020年09月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



心に雲の広がりを持ち、
湿った空気のために、
澄んだ音でさえも、
屈折しがちな心……

広い空、白い雲の広がりなど、ものともしない。
雲雲雲雲雲 々々々々々
それですら、
一つの空としての美を創り出している。

幼い頃、背丈の何十倍もの大木の下で
そのあまりの高さに、唯ため息を洩らしつつ
あすなろを感じた。
その純な心は、今どこに。

れんげ草の咲き誇る、畑の中に寝転んでは
花と花を飛び交う蝶に心を許し、
共に蝶になり、その蜜の世界に浸った。
純な心は、どこに置き忘れた。

いつか、おほしき太陽も隠れ
沈みゆく彼方の雲は
オレンジに輝く。

太陽の、青い海に落としたオレンジ色を
オレンジ色に染まった雲に乗って、
どこまでも、追い続けてみたい。

そして、
やはりいつかは、
ここに戻る……


(背景と解説)

二十歳を少し超えた、多感な時期のRollingAgeのわたしです。
打算、という言葉を覚えたころ。
駆引き、という術を知ったころ。
大人、という甘美な世界に踏み入れてしまいました。
この詩(と言えるかどうか……)のキモは、オレンジ色ですかね。
雲、だと思われた方、そうかもしれませんね。
最後の言葉、「ここ」が一体どこなのか? 
この世界にあるものなのか、あるいはあったものなのか。
正直のところ、現在のわたしには分かりません。

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