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敏洋’s 昭和の恋物語り

狂い人の世界 [第一章:少年A](三) 

2020年04月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 神さまのお顔が少々引きつったように見えたのは、わたしの勘違いでしょうか。
軽くポンポンと肩を叩かれた後に、唇が歪んだように見えたのですが。

無論、閻魔大王は気付いておられません。
相変わらず頭を下げられたままでお話になられています。
奥まった場所でのひそひそ話です。
話の内容を聞き取ることが出来るのは、庭先から隠れて聞き耳を立てているわたしならばのことです。

 入り口近くの大テーブルに陣取られている方たちには聞こえられていない会話だと思います。
それが証拠に皆さん笑顔でございますから。
こんな深刻な話だとお知りになれば、きっと百家争鳴な状態になることでしょう。
それはそれで面白くも感じられますが、レポートするわたしの身にもなってくださいな。
 
 二人三人の会話ならばなんとかお伝えすることもできるでしょうが、それ以上となりますと、どうしても声を拾うために動かねばなりません。
となると、どなたかにわたしを視認されてしまいます。
そうなりますと、もうおそらくはお話は聞けぬ事となりましょう。

お忘れですか、ここが天界だということを。
さあさあ、お二人のお話に戻りましょう。

閻魔=申し訳ございません、まことに。
お叱りを覚悟で申し上げますならば、貴方さまの気まぐれ…申し訳ございません。
これは言い過ぎでございました。
人間世界において、時代々々におけるその時々の、道徳観念・法律によって、
正誤の判断が下されるのは、致仕方のない事でございましょう。
神 =ふむふむ…

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