ひなたぼっこ

雪原ダイブ 

2019年12月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

ここ最近プラスの気温でとても暖かい。午後からはまた雨も降った。雪は氷混じりのシャーベット状態。こうなってくるとふわふわの真っ白い雪原が恋しくなってくる。

私が小さいころに住んでいた家には家と並んで粗末な物置小屋があった。

雪が積もると、その物置小屋の入口に積もった雪は除雪するが、他は除雪しないので雪が積もると物置小屋は雪で埋まり、子供の私でも積もった雪を伝って物置の屋根に難なく上ることができた。

物置に上ると見晴らしがいい。ちっぽけな物置だったが子供にはとても高い建物に思えた。入り口側の下を見ると除雪してあるので下の地面は凍ってかたく、かなりの段差があるように思えた。

でも反対側は広い畑に面していて雪が深く積もっているから落ちたとしても雪の中だから痛くない。屋根の上を走って行って雪の積もった畑にジャンプして飛び降りるのがそのころの私のマイブームだった(こんな言葉はまだなかったけど)

走って行って走り幅跳びと走り高跳びのような要領で遠く高く飛び上がって雪原に突っ込む気持ちよさ。これが面白くて友だち3、4人で何度も何度も雪原にダイビングしたものだった。

あるとき、いつものようにダイビングに興じていて、気がついたら一緒に遊んでいたM君がいない。

入口側に行って下を見たら、何とM君が落ちて倒れているではないか! どうやらもっと遠くまで飛ぼうと助走をつけるために後ずさりしているうちに足を踏み外したらしい。

M君は片腕にひびが入って入院することになってしまった。きれいに除雪された硬い地面に落ちたのだから、頭などを打たなくて不幸中の幸いだったかもしれない。

多分親に叱られたりお詫びをしたり、何せ自分が首謀者だからいろいろ大変なこともあったのだろうがあまりよく覚えていない。

人間は都合の悪い記憶にはふたをするようにできているのかもしれない。雪原にジャンプして雪にうまった楽しい記憶は消えないのだが。

これを機に当然この遊びは禁止になり、しばらくしてからそのときの友達3人でM君のお見舞いに行くことにした。

車の通りが激しいので子供だけで行くのはちょっとした冒険だったと思う。歩いて30分くらいかかる結構遠い病院だった。

M君はひょっとしたら怒っているかな、元気をなくしているかななどと思っておそるおそる病室をのぞくと、ギプスをした腕で隣の子とボードゲームか何かで遊んでいて、私たちを見てニコニした。

M君が元気でほっとして、帰り道ではみんな明るくなり、はしゃいで何かを歌いながら帰ったことも楽しい思い出として記憶に残っている。

このおさななじみとはそのときの思い出があるきりで、その後どうしたのかは全く分からない。それぞれいろいろとあったのだろうが年月は平等に過ぎて、皆それぞれの還暦を迎えているはずだ。



ひらふスキー場の明かり。私は見ていないけれど今朝、ワイドショーでここが映ったらしいです。ここら辺のホテルは一泊最高70万円するとか。別荘は5憶円とか。。外国の富裕層ってすごいんですね。



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