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2019年11月23日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

ある知り合いが、ブログに札幌の郊外に新しくできたショッピングモールに行ってランチを食べてきたというお話を書いていた。

ふーん、おしゃれな雰囲気。。ショッピングモールといっても土地が広いからせせこましくなくて、中にも外にもいろんな形のテーブルや椅子がゆったりセンス良く置いてあって、何かリゾートっぽいなー。

と思いながらその場所の地図を見ると、何とそこは私が生まれ育った地域で、何百メートルも離れていないところに私が学んでいた小学校があった。

それが分かると、たちまちおしゃれなショッピングモールは私の頭から消えて、代わりに小学校の校庭とそこから見えるサイロと広々とした牧場が現われた。

そのころ校庭と牧場は地続きだった。冬になると牧場に雪が積もり、傾斜がスキーを滑るのにちょうどよい坂になるのだった。

なので、冬になるとスキーを担いで私たち小学生は牧場の坂まで歩いていき、そこでスキー学習をしたのだった。

今考えると５分ぐらいで歩けるところだったんじゃないかと思うのだが、小学校の1年か２年の私は重いスキーを担ぎながら歩いたので長く感じたと思う。

やっと坂に着くとスキーをはいて、その坂を上っては滑り、また上っては滑り。学校でまだリフトのある本格的なスキー場に行かない時代だったから、それが私のスキーとの楽しかった最初の思い出だったと思う。

確か札幌オリンピックのころに道路が整備され、小学校の校庭と牧場のあった場所は寸断されて立派な道路ができて、ものすごいスピードで車が通るようになった。いつのまにか牧場はなくなりいろいろな催しをするドームができた。

そして今はそのドームもなくなりおしゃれなショッピングモールである。

つくづく時の流れを感じる。年をとるということは今はもう見られない思い出の風景が心の中に増えていくことなんだなと感じる。そしてその風景を共有できる人もだんだんいなくなるのだなと少し寂しく思う。

そのショッピングモールに、もう少し混まなくなったら行ってみたいと思う。そのおしゃれな風景に心の中の思い出の風景を重ね合わせてみたい。

今日のモモ。年を取っても肉球はピンク色です。

夜明けの月。スマホのアプリで試し撮りしてみました。ぶれぶれ、ぼやぼやですけど。。