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独りディナー
シェアハウス
2019年08月22日
テーマ:札幌
2週間ほど、札幌の息子夫婦の家に行ってきた。
子供達が小さかった頃、毎年夏休みと冬休みには、札幌に在った主人の実家に滞在していたので、まあ似たシチュエーションとも言えるけど・・。
息子達の新しく建てた家では、付随した家財道具を、できる限り自分達で作るという方針で、ネットなどで取り寄せたり、ホームセンター等から二人で買い込んできて、自分で組み立てたりしていた。
私が訪れたのは、今回で二度目だが、主人が使っていた電動の介護ベッドも、まず分解して運送屋さんに運んで貰い、受け取った後も又、息子が組み立てていた。
主人はこういう事が好きで、結局工学部へ進んだけれど、思い出せば主人の父も、作ったり修繕したりするのが好きだった話を聞いた事がある。
親の背中を見るのか、DNAなのか・・。
我が家から送った、主人の机と沢山の本とそれを収める本箱は、息子の部屋に収まり、まるで主人が其処にいそうな雰囲気で、主人の名前を付けて「○○○○ミュージアム」と名付けていた。
これは、お墓参りの帰りがけに寄ってくれた、親族達18人にも、「まるで、お父さんの蝋人形でも座って居そうでしょ」と言ってご披露していた。
義姉や義妹は、特に喜んでいた。
リビングは、吹き抜けにしたので、二階には大きな白壁をスクリーンにして、ホームシアターとして楽しめる環境も、自分で作ったらしい。
皆が集まったときに、「となりのトトロ」のDVDを流したら、幼い子供達がたちまち見入っていた。
ジブリ作品強し!
30年程前には、義父母を中心に孫達がコロコロと一緒になり遊んでいたが、主人が三人兄妹だったので、世代交代ながら総勢数も増えて、同じ様に楽しく集まる状況は壮観だった。
かつての義父母の役割を受け継いでいるのは、義姉夫婦。
義兄が、未だ現役バリバリのカメラマンだし、主人を女性にした様な義姉は、静かながら一族を統率していて、絶対的な信頼感がある。
東京に住んでいた頃、家庭教師をしていた息子達は、それぞれの生活時間帯が違うので、シェアハウスのようなパターンで暮らしていたらしい。
今もその生活パターンが続いて居て、これからも別荘感覚で時折参加する私にとっても、このスタイルは気楽で新鮮だった。
札幌の家では、私はシニア世代だから、彼らより早く目が醒めて、朝食も勝手に一人で取る。
沢山お散歩しようと、持って行ったウォーキングシューズだったけれど、私が彼地に着いた前日くらいに、熊の出没騒ぎがあって、出鼻を挫かれてしまった。
でも、数日後に射殺されたというニュースが入り、恐る恐る家の周辺を歩き始めた。
少しずつ土地勘も出てきて、最後の日には一人でバスに乗って、再度お墓参りもした。
札幌郊外に建てた新しい家は、方向的に墓地に近いのだ。
息子が使っているキーボードを、暫定的に私の部屋に入れてくれたので、窓際に置いて、私は札幌らしい自然を眺めながら、結構練習もした。
次に訪れる頃には、電子ピアノがそこに置かれている筈である。
自分の部屋に電子ピアノがあれば、ちょっとした暇つぶしにも気楽に弾けるので、これは嬉しい。
義母が使っていたピアノは、明日、旧宅から運び入れられる予定である。
次回の滞在が、いよいよ楽しみとなった。
追記: 写真は、ホームセンターの駐車場。「でっかい北海道」感が、満載であった。
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