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敏洋’s 昭和の恋物語り

えそらごと (十一) 

2018年08月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 日曜日、天気はカラリと晴れ渡った。
普段ならば昼近くまで白河夜舟のくせに、少し開けておいたカーテンの隙間から差し込んだ太陽の光で、平日よりも早い七時に目が覚めた。
足下の壁に貼ってあるカレンダー写真の大きな鉄砲百合がニッコリと微笑みかけている。
「良かったね、楽しんでね」と呼びかけられた気がして、浮き浮きとした気分でベッドから飛び起きた。

 朝食もそこそこに、約束の十時より一時間も早く会社の駐車場に着いた。
毎日使っているからと、週末には必ず洗車をしワックスがけもしている車から「早いね」という声が彼に聞こえてきた。
苦笑いを見せる彼で
「二度塗りすると色が沈みこんできれいですよ」
とガソリンスタンドでアドバイスされたことを思いだし、もう一度ワックスがけをすることにした。

その後エンジンオイルの確認をして、車内の掃除も念入りにした。少し離れた場所から改めて車を眺めると、確かにグレーの色が沈み込んだ状態になっている。
思わず「渋いぜ」と口にする彼だった。

 十時少し前を、最新型の腕時計が指している。
彼の自慢の腕時計だ。
どうせ買うならやはり良いものをと、セイコー社の高級品を購入した。
「どうだい」と見せびらかす彼に対して、眼鏡店で買ったことに対し
「どうしてそんなところで」
と、会社で散々に馬鹿にされた。

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