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独りディナー
ガーデン・ステイトでの暮らし
2016年06月30日
テーマ:アメリカ
アメリカで車に乗っていて、前を走る車のナンバー・プレートを見ると、数字とアルファベットが入り交じっていて、興味深かった。
そして、どうやら州にはそれぞれ愛称の様なものがあるらしく、その車が登録している州の愛称が、プレートに明記されているのだった。
たとえば、ニューヨーク州の車には「エンパイアー・ステイト」と書かれていた。
そうか、エンパイアステートビル、とはここからきていたのかぁ。
デラウエアから遊びに来た友人の車には、「ファースト・ステイト」と書かれていた。
第一にできた、古い州らしい。
フロリダへ行った時は「サンシャイン・ステイト」と書かれていて、なんとなく楽しかった。
そして、私たちが住んでいたニュージャージー州の愛称は、「ガーデン・ステイト」だった。
ニューヨーク・シティから、車で一時間程度の通勤圏なのに、その小さな街は文字通り、森の中にあったのだ。
住まいだったアパートの建物は、目の前にたたずむ湖の形に沿って、緩やかにカーブを描いていた。
当時は余り認識していなかったけれど、数年前にグーグルマップで検索した際に、上空からの写真をみて、気づいたのだった。
本当に緑一色の中に、ぽつんと大きな建物が見えたのだ。
すごい時代である。
近づけてみれば、よく買い物に行っていた隣町のスーパーや、娘の友達の住む教会もはっきりわかった。
何だか恐ろしい位で、あまり深入りせずに止めてしまったけれど・・。
そのアパートは、メゾネット式で八階建てだったと思う。
我が家はその一、二階で、それも中央入口に近い部屋だったので、キッチンの横の食卓に座っていると、人の出入りがよく見えた。
まるで退屈なおばあさんのように、子供達に食事をさせながら暇をもてあましていた私は、窓から外を眺めて、アパートの住人の動向を探っている様な毎日であったのだ。
まあ、寂しい話である。
そのアパートのドアは、自動ロックのスタイルだったので、うっかりすると閉め出されてしまう。
隣のオーストラリア人家族は、ママがとても子供好きで、二人の子供の友達が年中出入りするから、ドアを開けっ放しにしていた位だった。
ちょっとゴミを出しに行くにも、鍵を持つのは必至であった。
一方、一階と二階に大きく広がった窓は、施錠するようにはできていなかった。
最初はちょっと不安だったけれど、まあキャンパス内の森の中だからだろうと、それにも慣れてしまったのだが・・。
地下には、大きなコインランドリーがあって、できあがりまで待っていたりするから、ちょっとした社交場のような役割も担っていた。
日本人と親しくなったのも、ランドリーだった気がする。
そんな静かな環境の中で、お騒がせ者随一の私は、子供達の阿鼻叫喚にもめげず、グランドピアノを運び込んで、毎日練習に励んでいた。
一般的に、アメリカの人は明るくて愛想の良い人が多いから、同じアパートの住人達は、建物内ではもちろん、町中ですれ違っても「ハーィ!」と言って笑いかけてくる。
しかし、もう一方の隣人である、単身者らしいアメリカ人は、私に対しては、かたくなに挨拶を返してくれなかった。
別に変人というわけではなくて、他の人とは普通に挨拶している様子だったのだが・・。
その人は数学の先生で、何しろ数学はどこに居ても研究ができるらしく、ほとんど一日中家に居る様子であった。
その彼がある晩、我が家のノッカーを叩いたのには、驚いた。
文句を言われるに違いないと思い、主人に出てもらって後ろで窺っていると・・。
更に驚いたことには、暫く話していた挙げ句、なんと彼は我が家へ入ってきたのだった。
その日彼は、うっかり鍵を持って出るのを忘れたので、我が家のベランダから手すりを乗り越えて、自宅のベランダに入りたい、と言うことだったらしい。
窓には鍵が付いていないからこその、発想である。
そして、ここがアメリカ人たる所以なのだが、そんなことがあった後も、彼の態度は全く変わることなく、すれ違っても顔を背けて行くのだった。
まあ、文句は一言も言われなかったのだから、感謝しなくてはならないけれど・・。
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自動ロックドアは、恐怖です・・。
喜美さんの、海外旅行はお友達を募ってのグループ旅行でしたね。
それは、普通のツァーと違ってさぞ楽しかったでしょう。
まあ、喜美さんなら見知らぬ人との旅行でも、楽しい雰囲気に持って行きそうですけれど・・。
確かに、ホテルのドアは自動ロックですよね。
自動ロックににまつわる失敗は、数限りなくあります。
2016/07/01 11:40:19
超、楽しい!
彩さん、コメントありがとうございます。
そうかぁ、今初めて気づきました。
隣人は、日本人が嫌いだったのかもしれませんね。
今まで余り、思い出を人に話したりしなかったけれど、こうしてブログに書いてみると、コメントして下さる方が、違う方向からの見方で感想を言ってくれて、これって、超楽しいです。
色々、開眼しています。
ありがとう!
2016/07/01 11:02:11
海外旅行
主人が60歳過ぎてから良く海外旅行は行きました(今は忘れました)お友達のご夫婦5〜7組くらいで旅行会社にお願いして(主人が皆やりました)お蔭で私は其れも余り覚えてなくなりました今は忘れる事だけです
その仲間同士が国内でもよく行く仲間でしたから部屋に荷物入れてから簡単に私たちの所に集まって来てはお喋りした後 鍵の開かない事に気が付くのね あちこちで大騒ぎ大変なときありました
2016/07/01 05:12:32
いやぁ〜、楽しい
おはようございます
異国の地での孤軍奮闘を8ミリ映画(古っ!)で
拝見しているようで、実に面白いです。
それにしても、シシーさんは記憶力が良いですよね。
ピアノを弾かれる方って、そんな人が多い気がします。
思い出のシーンごとに、♪で記憶しているのでしょうか。
お隣の頑固な男性のお顔まで浮かんでくるような
描写に、引き込まれます。
この人、日本人が嫌いだったのかしら!?
2016/07/01 04:58:29
知るものぞ知る、と言う仲間意識なのでしょうね
藤の花さん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
数字に、そんな思いが込められていたとは・・。
そういった、知るものは知る、と言うのも楽しそうですね。
大型駐車場などで、お仲間らしいプレートを見ると、話しかけたりするものなのかしら・・。
2016/06/30 20:17:21
師匠のおかげで、色々解明しました。
師匠、コメントありがとうございます。
そうでしたね。自動ロック型のドアで、うっかりミスの時の「お助けマンとして」、師匠はきっと色々な事象をご覧になっているのでしょうね。ネタもたくさん転がっていた事でしょう。
ちなみに帰国後に住んでいたアパートの、トイレがそのタイプでした。
外からは、マイナスのドライバーで開けられる様になっていましたが、息子が何故か、毎回ロックした状態にして出てくるのです。
「お母さん、お母さん!」と騒ぐのがきっと、面白かったのでしょうね。
ところが私の爪は、ピアノで鍛えたせいか極めて強力で、毎回親指の爪で見事に開けたものでした。今から思えば、息子はそれが見たかったのかもしれませんね。
そして、隣人の心理も、今になってようやくわかりました。恥ずかしかったとは、思い至りませんでした・・。
ブログのおかげで、過去の出来事が次々と判明して、実に楽しいです。まだまだ、続ける意欲が出ました
2016/06/30 20:04:03
続き
シシーマニア家の隣家の男性。
その気持もわからないではありません。
自信家の男に、ありがちなことです。
些細な理由で抱いた不機嫌、そこから来る無愛想を、
今さら手のひらを返すようには、改められなくなっている。
ましてや、自分のヘマをさらけ出した後です。
バツが悪くって、シシーマニアさんの顔さえ、
出来れば見たくなかったのではないか。
というのが、私の推理であります。
2016/06/30 11:16:47
ロック錠の悲劇
我が国でも、簡易な錠がありました。
ドアノブ中央のボタンをプッシュし、ドアを閉めると、
自動的に施錠されてしまうものです。
昭和四〜五十年代に大流行しましたが、今はほとんどありません。
(一部のホテルなどでは、今も使われております)
うっかりミスが頻発しました。
あっと思った時には、もう遅い。
我が家に入れないと言うのは、辛いものです。
その際、隣家のベランダ伝いにというのは、よくある手口です。
二階の場合、梯子を掛け、開いている窓から……ということもあります。
他に方法がないと、カギ屋、金物屋に駆け込んで来ます。
押っ取り刀で駆け付け、開錠して上げます。
出張料込みで、数千円。
悪くない稼ぎでした。
実は、ちょっとした道具さえあれば、比較的簡単な作業だったのです。
(いきなりの素人さんには無理ですが)
人の不幸が飯のタネ。
今思うと、あこぎな商売でした。(少し慙愧)
2016/06/30 11:15:14
?プレート
そちらは文字入りなんですね。MY CARの?は希望の数字で貰っています。オタク用ですが「73-88」でこれはHAMで「Love & Kiss」を意味して73は男性、88は女性向けの通信終わりに送る挨拶文(さようなら:GOOD BY)です。
2016/06/30 10:34:47