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独りディナー
「女の愛と生涯」への、思い入れ
2016年03月13日
テーマ:シニアライフ
大学一年の夏休み明けに、集中講義で伴奏法という時間があった。
課題曲が四曲ぐらいあった中に、このシューマン作曲の歌曲集「女の愛と生涯」の、二曲目が含まれていた。
それが、私とこの曲との出会いである。
シューマンはもともと好きな作曲家だったし、一気にこの曲集のとりこになった。
母が、アマチュアながら歌うのが好きだったので、母が歌って私の伴奏で、全曲を通して何度も弾いて楽しんだものだ。
ドイツ・リードと呼ばれるドイツ歌曲は、ピアノのパートが伴奏とは言えない程に重要な役割を担っていて、それだけにピアノ奏者にとっては非常に魅力的な分野なのである。
判らないドイツ語の歌詞ながら、二人で興奮したものだった。
あれから50年。
周りに歌う人が沢山いた頃は、自分の中でまだまだ未熟だという自覚があって、一度もこの曲を弾いたことはなかった。
昨年、あるパーティー風コンサートで、ウィーンに10年近く住んでいたという人に出会った。
化粧室で、ご自分が着てらっしゃるチロルの民族衣装を横に立っている人に説明していたのを耳にして、図々しくも話に割り込んだのだ。
するとその友人らしき人が、「この方は、オペラ歌手なんですよ」と改めて紹介してくれた。
シニアの腕力で、「では、『女の愛と生涯』なんか歌われますか・・?」と訊いてみた。
あちらは、突然のことで、さぞびっくりされた事だろう。
「私は、ソプラノなのであの曲には余り合わないのですけれど・・」と言い残して、去って行ったのだけれど・・。
パーティ会場に戻ると、その人の席は同じテーブルで、私は何故か主賓の隣席だったせいか、私の処に改めて自己紹介に来てくださったのだ。
この、白髪パンチパーマは、やはり迫力があるのだろうか。
お互いの連絡先などを交換して、更にその人は帰りがけに、「前に録音したCDのコピーがあるので、良かったらどうぞお持ちください」と渡して下さったのだ。
帰宅して、早速聴いてみた。
日本歌曲とドイツ・リードの小品が、20曲位。
その演奏は穏やかで、多分私より10歳位はお若いと思われる、それなりの年齢が伝わってくる歌声であった。
すぐに私はメールを送って、「いつか機会があったら、是非『女の愛と生涯』をやりませんか」とお誘いしたのだ。
そして、最近いよいよ話が具体的になり始めている。
わたしにとって、彼女の一番の魅力は、ウィーンに長く住んでらしたから、ドイツ語で書かれている詩に対する理解が、きっと深いだろう、ということである。
昨日から、楽譜を見て弾き始めたり、ユーチューブや手持ちのCDを聴きながら、わくわくしている。
ドイツ語は、私が青春時代に過ごしたウィーンでの言語である。
もう殆ど忘れてしまっているけれど、やはり響きを聴くと自分の中が青春時代に戻っていくような、若々しくロマンティックな気分になるのだ。
全部で八曲のこの曲集は、最初に出会ったあの人、から始まって、その人に愛されて、幸せな結婚をして、子供が生まれて、最後は夫に先立たれるという終曲。
まさに、「女の愛と生涯」である。
今弾けなければ、一生無理だよね。
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吾喰らくさん、
え〜っ?
べたに「愛」が登場なんですか・・?
それじゃあ、「青ちゃんが殺された」の世界観は、崩れ去りそうですね。
2016/03/13 22:13:40
「シニアの腕力」頼もしいです
いいですね、こういう出会いは
話しかけてみるもんですね。
チロルの民族衣装vs.白髪パンチパーマ
出会うべくして、お二人は出会ったのでしょう。
2016/03/13 16:29:16