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小説を書く人 

2016年02月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

小説を書く友人が、自分の作品が掲載されている同人誌を持ってきてくれた。

会うたびに、一冊か二冊、プレゼントしてくれるのだ。

今回の小説は、一年くらい前から話に聞いていた題材であった。

当初は、賞に応募するつもりで書いている、と聞いていたが、同人誌に載せてしまったらしい。

彼女は、会うたびに、その時自分が書いている小説の話をする。


それが、私には不思議であった。

完成させるまでに、文字を通してではないにしろ、他人に聞かせてしまっては、内容が薄まってしまうのでは・・?

私ならきっと、発表するまで、じっと仕舞い込んでいそうな気がするのだけれど・・。


一度、その友人に訊いてみた。

彼女は逆に、話すことで相手の反応を見て、自分の小説の参考にするのだと言っていた。

無から何かを生み出す人には、それぞれの過程があるのだろう。


最初に読んだ長編も、今回の短編も、時代背景は似ているし、土地勘も彼女にはあるのかもしれないが、彼女の中には確かに素晴らしい世界が存在しているのだなあ、と読みながらつくづく思った。


感想をメールで送ると、「先生には悪評で、ちょっと落ち込んでいます」と返事があった。

早速私は「先生は批評するのが役目ですものね」と返信したのだが・・。

今日は、彼女にひと月振りに会うので、今から楽しみである。



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創作をする人

シシーマニアさん

>自分と向き合う孤独な作業だと思います。

本当に、仰る通りですよね。
やはり、途中のちら見せは、その辺の詰めが甘いのだろうと私も思います。

昨日は、その友人と新作について話し合い、大変楽しかったです。
つまり、バッサ、バッサと、言いたいことを言わせてもらって、ちょっと落ち着きました。ここには書けませんけれどね・・(笑い)

2016/02/02 14:42:35

書くことも

彩々さん

作陶する、作曲する、ファッションデザインなどなど
創り出す物はすべて、自らをさらけ出す(少々大げさ!?)
事だと思うので、覚悟がいりますね。

小説といっても、全くの創造の世界では無く、綴られた
一文に作者の顔が浮かび上がることが有りますが、
そこに意外性を感じたいと思います。
それを事前に、知らされるだけで読み手としては
感激も感動も半減してしまう。

書くということも含め、創り出す物は全て
自分と向き合う孤独な作業だと思います。
シシーさんと同じく、背水の陣で臨むことが
望ましいと思いますね。

私も一昨年前でしたか、ここナビサイトで小説もどきを
3作ほどUPしたことが有りますが、快感と書き終えた
脱力感からの疲労も、今も強烈な思い出です。
中毒を起こさないうちにと、辞めましたが(笑)

2016/02/02 14:26:44

背水の陣を敷く、方が好きですが・・。

シシーマニアさん

そうですよね。
要は、良い作品かどうか、に尽きますね。

人それぞれ、とは便利なフレーズです。
他人に干渉しない。

でも、本心は、そう簡単には行きません。

強制する訳にもいかないし、ここで秘かに呟いてみる。
共感して下さる人が居れば、ちょっと心が落ち着きます。

2016/02/01 23:54:30

人それぞれですが

パトラッシュさん

現在執筆中であることを、誰かに話す。
それにより、自らを鼓舞することは、あるかもしれません。
例えば、背水の陣を敷くつもりで。

しかし「読者の反応を探るため」というのは、いかがなものでしょうか。
おのれの感性に、自信がないことを、自らさらけ出しているような、
そんな気がしないでもありません。
私の友人であったら、言ってやります。
「もっと自信を持てよ」と。

私の場合、「書いている」と他言するのは、もうほとんど、出来上がっている時です。
「今、吉永小百合について、書こうと思っている」
と言う時には、もう九分通り構想が成っています。
頓挫でもしたら、みっともないですから。

ま、そういう途中経過は、人それぞれとして、
要は良い作品が書けるかどうか・・・なのですが。

2016/02/01 09:12:59

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