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洋画の世界へ 

2016年01月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

昨日は、ダスティン・ホフマンの「新しい人生の始め方」を、今日は、「ジェーン・オースティンの読書会」を見た。

此処のところ、洋画にご無沙汰していた気がする。

ネットや手持ちのDVDから、適当にファッショナブルな洋画を探してきて、続けて見た。

この飢餓感は、自分が、地味な生活(精神的に)を送っているせいなのかもしれない。


先日、復帰したユーチューブで、初めて羽生クンのフィギュアスケートを見た。

バックに流れるのは、ショパンのバラード一番。私の最も好きな曲だ。


最初に、勉強したのは大学一年生だった。

その時は、ショパンは憧れの男性、という気持ちで弾いていた。

中年を過ぎて、いつの頃からか、遠くに離れている息子が久々に戻ってきて、胸の内を色々と話してくれる、そんな気分になりながら弾くようになった。

ますます、愛着が増してきた。


フィギュアの伴奏を聴くと、勿論全曲ではないのだが、カットの仕方が曲とスケートを知り尽くした人の編曲、という気がする。

曲の素晴らしさと、フィギュアの美しさのコラボレーション。


かつて、「戦場のピアニスト」という映画でも、この曲が使われていた。

戦時下、身を隠していた主人公のポーランド人ピアニストが、ふとした事でドイツの将校に見つかってしまう。

たしか、その時の将校のセリフが

「What are you ?」だったと思う。

何者だ、ともとれるし、あなたの職業は、ともとれる。

そして、主人公が答えたのは、

「I'm a pianist」だった。

本当にピアニストなら、そこにあるピアノで何か弾いてみろ、と言われて彼が弾いたのが、このバラード一番だった。

実話だそうで、現実に弾いたのは異なる曲だったらしいが、いかにもこの曲はその場にふさわしい。

ドイツ人の前で、あえて祖国の作曲家ショパンのバラードを弾くという、それは、身を賭したともいえるドラマティックな場面であった。


今日、私は地味な生活に決別を告げて、この曲を練習し始めた。

来月のミニコンサートで弾くために。

羽生クンのお蔭で、今この曲を弾くと、喜んでくれるが多いのではと期待して。

そして、何といっても、練習する自分の気持ちがわくわくするから・・。


あたかも洋画の世界に入って行く様な、非現実的で、ちょっと華やかで躍動的な物語が、其処にはあるから・・。



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Reiさんも、お好きでしたよね。

シシーマニアさん

Reiさん、コメントして下さって、ありがとうございました。
素晴らしい曲ですよね。
ショパンの天才が凝縮されている気がします。

あの曲は、弾き始めた時と、弾き終わった後では、こちらの気持ちに変化が起こるのですよ。
私だけかもしれませんが・・。特別好きだから。

2016/01/20 10:55:16

私も

Reiさん

ショパンのバラード、大好きです。
羽生君は、昨シーズンに続いてこの曲でショートプログラムを滑ってくれたので嬉しかったです。

浅田真央ちゃんも以前、ショパンの曲で滑りました。こういうときにショパンに出会うと、嬉しくなる私です。

来月のミニコンサート、楽しみですね(^^)

2016/01/20 09:45:21

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