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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十九)仕方ない、あそこに 

2015年12月14日 外部ブログ記事
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真理子は車をノロノロと走らせながら、予定外の降雪に戸惑っていた。
新年を二人きりで過ごしたいという、当初の目的は達せられはした。

“罰が当たったのかしら”

この秋には結婚することになるであろう、真理子だった。
約束を交わしたわけではないのだが、周囲は既定の事実と受け止めている。
真理子にしても、次第に受け入れる気持ちになっていた。

“初詣を坂田と二人で”
という気持ちもあった。
しかし彼の帰郷を聞かされてから、動揺を抑え切れなかった。

佐知子からの誘いが来ないことをやむを得ないことと思いながらも、腹を立てた。
彼に逢いたさの一心だった。

“けじめを付けたい…もう一度、逢いたい…”
その思いを、佐知子に告げた。
ためらう佐知子だったが、真理子の切なる願いに押し切られてしまった。

雪は、止むことなく降り続いている。
このままでは、早晩立ち往生することになりそうだった。
二人の視界に、モーテルのネオンが入った。

「仕方ない、あそこに」
二人、ほぼ同時に声を上げた。

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