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独りディナー
名教師
2015年12月05日
テーマ:シニアライフ
昨夜は、友人のスタジオへ、若いピアニストのコンサートを聴きに行った。
ネットで検索すると、素晴らしい経歴である。
師事した先生の名前の中に、友人を見つけた。
名教師で有名な人で、若いピアニストをたくさん育てている。
共通の友人も二人誘って、場所を知らない彼らの為に、待ち合わせの場所を予約した。
行ってみると、イタリアレストランの奥にあるバーだった。
閉店は25時だという。
せっかく会ったのだからと、まずはシャンパンを一杯。
少し遅れて合流した友人も、迷わず「私も、シャンパン」と、今日はのりがいい。
ちょっと豊かな気分になって、名教師になっている友人の話などしながら、楽しい時間が過ぎて行った。
着いてみると、既に大半の席が埋まっていた。
聴衆が多いと、演奏する方はやはり嬉しいだろう。
生まれ持ったテクニックかと思える様な、素晴らしい技術にもかかわらず、それをひけらかす様な処のない演奏であった。
選曲も、余り知られていない作曲家の作品を掘り出してきて、皆に紹介しようといった学究的な姿勢で、これはまさに恩師譲りの印象だった。
「クラシック界の王子様」と、一頃話題になった外山啓介君が、同じ世代なのではないかと思った。
外山君は、学生時代にサントリーホールでリサイタルを開き、終演後はサインを求める女性たちの列が長く続いた、というエピソードの持ち主である。
私も当地に来て何度かリサイタルを聴きに行ったが、ラフマニノフとかリスとのソナタなど大曲を立派に演奏する傍ら、「月の光」とか「雨だれ」といった小品を素晴らしく聴かせるのだ。
一緒に聴いていた主人が、「俺のレパートリーと被ってるなあ・・」と冗談を言うほどに、誰でも弾ける曲を、又と聴けないほどに美しく弾く。
それなりに自負のあるピアノ教師と、とにかくピアノを弾くのが好きという、そんなシニア夫婦をすっかり魅了してしまった外山君は、その時まだ大学院生で、夏休みを利用した全国公演の途中だったのだ。
今朝になって、物好きシニアは、ネットで二人の年齢を検索してみたら、どうやら同じ学年らしい。
10年後、20年後は二人がどうなっているのだろうか。
全く違ったタイプの学生二人を、同じ教室で教えていたのであろう、名教師の友人には、驚くばかりである。
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知名度
子供の時から知っている友人の、教師としての才能に、つくづく感じ入りました。
学究肌の彼自身も、ピアニストとして大きなプロジェクトを成し遂げた人なのですが、多分名前は知る人ぞ知るでしょうね。
知名度、というのは外山啓介君の様なスター性を持った人に与えられた、天賦の才なのだと思います。
まあ、キムタクを眺めていると楽しいのが、大衆心理ですものね。
2015/12/05 20:22:11
うわ〜
素晴らしいお話しです!
シシーさんのBlogは、無理なく情景が浮かんでくる
文章力と、備わった表現力が先へ先へと誘導してくれます。
本物を見聞きされている人が持つ力なのでしょう。
若い音楽家達もこうした、育て合いの中から
音楽の歴史に名を残していくのですね。
2015/12/05 14:39:21