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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十九)だんなさまの味付けだから、美味しいわよ 

2015年12月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「そうなんだ。それじゃ、自分の時間なんて持てないんね」
「そうなの。だから、恋人を作るなんて不可能なの」

頼まれ事に対して、手を抜くことを知らない君代らしいと感じる彼だった。
普段は物静かな君代だが、一つ事に集中している時の君代は、近寄りがたい雰囲気を醸し出す。
後輩を指導している時の君代は、神々しく輝いているだろうと思う彼だった。

「さあ、出来たわよ。だんなさまの味付けだから、美味しいわよ」
佐知子が、それぞれに年越しそばを配った。

「高木君があ…?」
素っ頓狂な声を上げた彼に、広田が大声で答えた。

「まったく、ありがた迷惑だぜ。こっちまで、とばっちりだあ」
「何言ってるのよ。共稼ぎになるんだから、家事も分担してくれなくちゃ!」
照子の声に、一同大笑いとなった。

「高木君、意外にマメなのよ。
とくに最近は、佐知子が妊娠してるでしょ。

もうすごい気の使いようらしいわ。
畑仕事はもちろん、掃除すらさせないらしいの。

ただねえ、それが佐知子のために良いこと事かどうか」

君代の批判めいた言葉に、彼は素直に頷いた。
以前、誰かに聞いた覚えがある。

“妊婦を大事にし過ぎてはいけません。
適度な運動をしないと、出産時に困ったことになる。
太り過ぎは、妊婦にとって大敵なんです”

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