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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十九)『世間体が悪い!』って、怒られたよ 

2015年11月24日 外部ブログ記事
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「おゝい、迎えにきたよ」
高木の声が、白い息の道筋となり彼を呼び止めた。

「ありがたい、助かるよ」
「ホントにすぐ出たんだな。迎えに行くって、電話で言えば良かったよ」

助手席のドアが開き、暖かい空気と共に酒の匂いが彼を包み込んだ。
「大丈夫かい? 飲んでるんだろ」

「なあに。この位、どうってことないさ」
酒臭さをプンプンと匂わせながら、高笑いをする?木だった。

「もっとも、都会じゃ駄目だろうがね。
こっちでは、どうってことない。事故でも起こせば、問題になるだろうがな」

「誰が、集まってるの?」
「ハハハ、気になるかい? 安心していいよ。
真理子はもう吹っ切れてる。結婚も、秒読みじゃないかな。
それとも、今になって惜しくなったのか?」

「いや、そんな…」
「冗談だよ。集まってるのは、いつものメンバーだ。
ほらっ、二次会に集まった連中さ。あとは、君代も来てくれてる。
そうそう、広田と照子が婚約したよ。式は、春先だろう。
今、式場探しの真っ最中だ。
親は公民館でやらせたいらしいけど、二人が強行に反対しているんだよ。T市でやりたいんだと」

「そうなんだで、?木君は決まったの?」
「へへ。実は、先月式を挙げた。急ぐ理由ができちゃって」
「急ぐ理由って、えっ? まさか」

「うん。気を付けていたんだけど、出来ちゃってさ。へへ‥‥」
「そりゃ、おめでとう。連絡をくれれば、お祝いしたのに」
「いやいや、身内だけでやったんだ。『世間体が悪い!』って、怒られたよ」

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