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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十八)せんせい、なんだって? 

2015年10月28日 外部ブログ記事
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暫く泣きじゃくっていた由香里も、お昼近くにかかってきた母親の電話で、やっと落ち着きを取り戻した。
「先生にはお手数をかけますが、くれぐれも由香里をおねがいします。
淋しがり屋ですので、やんちゃをいうと思いますけれど。
実は‥‥」

電話を代わった彼に対し、由香里には勿論のこと村人にも一切口外しないで欲しいと念を押した上で、事の顛末を告げた。
海外勤務の社員が誘拐事件に巻き込まれたらしいのだが、詳しい情報が入らないということだった。
身代金の問題が発生する恐れもあるということで、緊急出社となったらしい。
幹部社員はしばらくの間社内に缶詰になるということで、「わたしも明日の朝に戻れるかどうか分からないんです」とも告げられた。

お千代さん宅でご馳走になっていた由香里の元に戻ってきた彼に、「せんせい、なんだって?」と、明るい声で彼に聞いてきた。
「あゝ、由香里ちゃんを頼むって。わがまま言ったら、お尻をペンペンしても良いんだってさ」
「ええっ! 嘘だあ、そんなこと」
「ふおっ、ふおっ。ばばも、見たいのぉ、嬢ちゃんがペンペンされるところは‥‥」
「だめえ! そんなこと」
彼の冗談を真に受けた由香里は、真顔で答えた。
彼は、ニタニタと笑いながら「だったら、わがままを言わないことだよ」と、軽く小突いた。
彼の冗談だと気づいた由香里は、「はあ〜い」と、肩をすくめた。

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