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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十七)実の所は、体力です。 

2015年10月20日 外部ブログ記事
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「上下関係に厳しいから? 礼儀正しいから? まあそれも、有りますがね。
実の所は、体力です。
良く言うでしょうが。『健全な肉体に、健全な精神が宿る』と。
そうなんです。これは、真理です。
体力がないと、粘りが生まれません。
ビジネス社会は過酷です。結果を求められます。
プロセスよりも、結果なんです。
頑張りました、でもだめでした。これは、通らない。
分かりますか、御手洗君。自慢じゃないが、わたしはタフです。
少々のことではへこたれない。何度でも、トライします。
総務時代のことです。総会屋に怒鳴り込まれたことがあります。
当時わたしは係長でした。
課長が逃げましてね、部長に取り次ごうとしたんですよ。
部下であるわたしがね、課長を押し留めたんです。
夜中近くまで、粘りましたよ。
そりゃあ、凄絶でした。十時間近くのロングランでした」

当時を思い出したのか、ポロシャツを捲り上げての演説となった。
母親は、土間で苦笑いをしている。
「なあに、取るに足りない事柄なんですよ。
針小棒大に言うんです。喝破してやりました。
結局その総会屋と意気投合しましてね、今ではツーカーの仲です。
実を言うと、この地を教えてくれたのは、その人なんです。
実に気持ちの良い人です。
ですからね、タフじゃなければいけません。
企業にとって一番厄介なのが、頭でっかちの学生です。
屁理屈だけは、一人前ですからねえ。
見た所、先生は貧弱だ。優男です。
女にはもてるでしょうがなあ。
スポーツをしなさい。体力がないと、粘りが出ない。
根性と言い替えても良い。今の若い人は嫌いますが、大切なことです。
精神的にタフでなければ、駄目です。
その為には、体力的にタフでなければ」

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