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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空〜(十七)愈々、正念場だ 

2015年10月19日 外部ブログ記事
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「先生、いや御手洗くん。
わたしはね、由香里の家庭教師と言うことではなく、一人の男としてね、貴方を買っています。
実に、好青年だ。しかしね、好青年過ぎるんだなあ。
立場上ね、自分をセーブしているのは分かります。家庭教師としては、それで良い。
しかしねえ、若い男としては物足りないんです。
御手洗君、ビールを飲みなさい。そして酔いなさい。
酒を飲めない男は、わたしは信用しない」
由香里が床に就いた後、父親が真顔になった。
愈々、正念場だ。
彼は身構えながら、父親の言葉に聞き入った。

「ビジネスにおける必須条件は、何だと思いますかな?」
「はあ…。やっぱり、情報収集力でしょうか」
証券レディである、蛍子の言葉が思い出された。
「うん。確かに、それも重要です
。情報の多寡が、物事を左右することもある。
また、そのスピードも要求される。
しかしそれを新人に要求することは、酷です。
企業はね、体育会系の学生を好みます。
何故だと思います? 御手洗君。さっ、飲んで、グッと空けなさい」

ビールを美味そうに飲みながら、一呼吸をおいて問い質してきた。
しかし彼の答えを求めるでもなく、父親は話を続けた。

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