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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜(十四)目が座った岡田 

2015年06月24日 外部ブログ記事
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「御手洗くん。女性には、やさしくしなければだめですよ。
今ごろ気が付いた私ですがねえ、やさしい言葉をかけてあげなさい。
言わなくても分かるだろうなんてことは、だめです。
仕事にかまけてはいけません。
企業戦士だとか、モーレツ社員だなんて、今は持てはやされていますがねえ。
男の言い訳です、それは。

女性、特に妻に対してはですねえ、感謝の言葉をかけてあげなさい。
花の一本も、プレゼントしなさい。
女性というものは、良く覚えているもんです。
何気なく口を滑らせたことでも、実に良く覚えている」

少し目が座った岡田が、彼の隣に陣取ってきた。
彼は、神妙な顔付きで頷いて見せた。

「岡ちゃん、だめよ! こっちに、いらっしゃいな。
さあ、カウンターに入って。私を口説くんでしょ。
いらっしゃい!」
ママの助け船に対し、
「はい、は〜い。今、行きま〜す」
と、岡田は相好を崩しながら、いそいそとカウンターの中に入っていった。

「ねっ、言った通りでしょう。岡田先生、離婚されているの。
教師時代の事なんだけど、毎晩のように午前様だったの。
生徒中心の毎日だったらしいわ」

小原は彼にビールを勧めながら、ぐっと飲み干すように催促した。
そろそろ限界かな、と思いつつも彼はコップを空にした。
「いけるじゃない、御手洗先生も。
ああ、もうやめ! ミタちゃんでいい? 
いいよね、ミタちゃんで」
小原は岡田に聞かれないようにと、声を潜めて彼の耳元に囁いてきた。

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