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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜(十四) 恋人になる予定の青年です 

2015年06月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「そう。スカーレット・オハラだよ。情熱的な女性です。で、御手洗君はその恋人、になる予定の青年です」
塾における岡田とはまるで別人のような饒舌さに、彼は驚かされた。

「岡田先生、冗談が過ぎます。困っていますよ、御手洗先生。ごめんなさいね、少し酔ってらしてるみたい」
彼の肩に手を添えながら、小原は満更でもない表情で彼に謝った。

「とんでもないです、光栄です」
正直のところは、いかり肩でやせ形の小原は、好みと言える体型ではなかった。

「まあまあ、お熱いこと。それじゃ、お二人だけでお話してね。お任せしていいかしら? スカーレット・オハラさん」
妖艶な笑みを浮かべながら、ママが会話を引き取った。

「そうだ! 今夜は、店終まいしましょ。野暮なお客が入ってくると、困るものね。
それじゃ私は、岡ちゃんに口説かれようかしら。
岡ちゃん、今夜はどんな風に口説いてくれるの?」

「私はねえ、いつでもストレートですよ。直球一本です。ママのおっぱいに吸い付きたい! これで、どう?」
ママに正対した岡田は、にこやかな顔付きで答えた。
「いいわねえ、それ。回りくどいのって、私も嫌いっ! でもその前に、乾杯しましょう。
二組のカップルの幸せの為に、かんぱーい!」

「ふふ。御手洗先生、驚いたでしょ。塾での岡田先生とは、まるで違うでしょ? 
酔うと、決まってこうなの。おしゃべりになったら、酔った証拠なの。
でね、もう少しするとお説教が始まるわよ。
気に入った人に対しては、必ずと言っていいほど」

少し赤みがかった顔の小原が、彼の体を抱くようにして耳元で囁いた。
彼は体を強ばらせながら、「そうなんですか‥‥」と、相づちを打った。
小原の胸の膨らみが彼の肩に当たり、甘美な世界に入りかけていた。

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