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Gemini(双子座)という曲 

2015年06月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

演ずる役者を想定して作品を書いていく「あて書き」

テレビドラマ等は殆どそうなのかもしれない。

私が子供のころ有名だった例は、「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲイブル。

途中から、作者の中で、レッド・バトラーは彼を想定しながら書かれたのだ、という話をきいた。


音楽にも、あて書きはよくある。

むしろ、優れた演奏家との出会いが作曲者に霊感を与える、というべきか・・。


逆に、依頼されて出来上がった曲もたくさんある。

私も30年ほど前、リサイタルで、親しい友人に作品を委嘱して演奏したことがある。

あれは、中々楽しい経験であった。

後に、カナダのオタワに住んでいた頃、大使館が開催する演奏会で、三善晃先生のソナタとともに邦人作品として、その曲を演奏した思い出もある。


現在練習している、英国の作曲家ブリテンの四重奏曲、「Gemini(ふたご座)変奏曲」は、あて書きの中でも面白いケースだ。


我々が演奏する形態は、ピアノが二人とフルートとヴァイオリンの四人。


しかしこの曲はもともと、ピアノの上手な双子の少年の為に書かれた曲なのだ。

一方で彼らは、一人がフルティスト、もう一人はヴァイオリニスでもあった。


作曲者は、彼らに依頼されて、二人が曲の途中で、ピアノとそれぞれの独奏楽器とを、持ち替えながら弾ける曲を作ったのだった。

楽譜の冒頭には、「for tow or four players 」と書かれている。


何だか、面白そうだ。


そして、秋になったら留学仲間だったフルートの友人が、グラーツから一時帰国して、この作品を一緒に演奏する予定である。

数十年ぶりの再開とともに、楽しみが一つふえたなあ・・。



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想像の範疇です

シシーマニアさん

SOYOKAZEさん、こんばんは。

コメントありがとうございました。私は、小説を書いたことがないので、登場人物が誕生する過程などは、中々実感がわきません。
唯、ブログなどを書いていると、最初に意図した内容から外れていくという経験はよくあります。自分の意識しない方向へ進んでいく、というか。
作品を創造するというのは、その辺の感覚が、はるかに壮大なスケールで、うごめいているのかしら・・。
想像するのは楽しいですけれど、創造は残念ながらわたくしの分ではない様です。

2015/06/16 23:56:49

あて書きではないけれど

さん

私の小説も、登場人物をまず、作って、彼らなら、こう動き、こうストーリーが展開して行く、と、登場人物ありきの書き方です。
彩々さんとは違って、タイトルは、後で付ける形です。
初期は、タイトルに添って話を展開しましたが。
どんどん、奔放になって行きます。
自分で生み出したキャラクターに魅せられて筆を進める、そんな感じです。
だから、シシーさんの仰る事、何となくわかります。
秋が楽しみですね♪^^

2015/06/16 19:18:27

文章は生き物・・?

シシーマニアさん

彩々さん、コメントありがとうございます。

彩々さんがおっしゃってるのは、まずタイトルありき、ということでしょうか。
私は、まず演者ありき、という風に受け取っていました。

小説は、「風と共に去りぬ」もそうだけど、最後の部分から書き始める、というのもよく聞きますね。
彩々さんは、タイトルから始めるのですね。

私は身近な例でいうと、ブログを書く場合、書き進んで行くうちに、最初につけたタイトルからどんどん内容が離れていくことがあります。
その辺が、文章を書く面白さだなあ、と思ったりもしますが・・。

2015/06/16 11:06:11

あて料理ができれば、プロかも・・。

シシーマニアさん

吾喰楽さん、コメントありがとうございます。

あて料理。そうですね。お客様を招くときはそうあるべきかなあ。私は失敗のケースを避けて、作りなれたメニューが多いですが・・。
三善先生、ご存じなのですよね。
先生の作品は、海外で弾くと誇らしい気がします。

2015/06/16 10:55:50

なるほど

彩々さん

プロであるシシーさんのクラシック音楽に
向き合う姿勢に感嘆しつつ、羨望のまなざしを
送るクラシックに疎い私です。
でも、少しずつ身近な芸術であることを
理解し始めている次第です。

今回の言葉。
>音楽にも、あて書きはよくある。

フムフム、、、わずかながら、このナビで
私小説もUPしたことがありますが…
私は、この「あて書き」といえるタイトルを
決めないと書き出せないタイプです。
内容の全体像はタイトルに沿わせて書いて
行くのが好きです。

と、ここまで書いたけれど、シシーのおっ
しゃっている意味と違うのかなぁ!?

2015/06/16 08:31:24

あて料理

吾喰楽さん

おはようございます。

創作料理ではありませんが、食べる人を想定し、組み合わせを考え、料理を作ったことがあります。
もっとも、世の奥様は、日常的になさっていることですね。

三善晃さん、懐かしいですね。
フランス文学と料理が趣味の方でした。

2015/06/16 08:23:09

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