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独りディナー
新しい土地に住む
2015年04月03日
テーマ:シニアライフ
私は、11年前のちょうど今頃、当地に転居してきた。
桜の咲く、美しい季節だった。
私にとって、名古屋に降り立ったのは、その時が二度目である。
ひと月ほど前、主人の転勤が正式に決定して、街の様子を見に来たのが最初だったのだ。
取りあえず住む場所を、勤務先で用意してくれた候補地が三か所あって、私は最後に回った名古屋大学に隣接するロケーションが気に入った。
キャンパスを横断する様にして道路が走っている。
地下鉄の駅から地上に上がると、道の両側に広々とした大学の構内がひらけているのが見えた。
私はそれからの五年間、それまで教えていた東京の音大へ通い続けたので、名古屋駅まで簡単に出られるというその場所は、好条件であった。
それからしばらくの間、当地に知人は殆ど居なかった。
毎週仕事で上京するから、寂しさは余りなかったけれど。
でもやはり、私は地元の友人を探しに、英会話教室に通い始めたのだ。
大体、英会話教室に通う人は、基本的に真面目で向学心があり、西洋志向も強い。
気の合いそうな人に出会えそうな予感があった。
今まで、学校の友人以外で親しくなった相手は、殆どが英会話教室で出会った人たちである。
考え方に共通したものがあるのだろう。
私が仲間に入れて貰ったのは、殆ど同世代の女性達が集まる4、5人のクラス。
イギリス人の先生も、男性ながらほぼ同年齢であった。
この先生の授業が、実に楽しかった。
まず、生徒たちから、この一週間はどんな事をしたのか、話を引き出すのが実に上手い。
そして、一人が語るストーリーに、他の人が自由に参加していける、そんな空気が自然に出来上がっていて、フリー・トーキングで殆どの時間が過ぎてしまった。
宿題は無いのだけれど、来週は何を話そうかと一週間考えながら過ごすのは、中々楽しいものだった。
クラスメート同士で、一緒に海外旅行をする人達も居た。
三度目位のレッスン時、私にも一緒に行く気はないかと、誘ってくれた程、彼らは友好的だった。
この出会いは、この地での私の生活をどんなに豊かにしてくれたか、はかり知れない。
当地には、県立芸大があって、二年目からは縁があって、そこでも教える様になった。
この大学は、キャンパス内の学生の人口比率が日本一低いという、広大な自然に恵まれた立地だった。
私はお昼休みに、構内を散歩するのが好きだったが、或るとき素晴らしい銅像が野ざらしで立っているのには、びっくりした。
学生達に訊いてみると、それはロダンのバルザック像であった。
何故そこに、銘打つこともせずにロダンの作品が立っているのか。
詳細は知らないが、自分よりはるかに背の高いバルザックを、一人で眺めるのは、なんとも贅沢な時間であった。
まったく前知識なしに転居してきた場所だったが、新しい土地に住むという経験は、中々刺激的なものである。
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桜咲く
喜美さん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
カタツムリさんの桜の写真、素晴らしいですね。そして、あの桜が咲く喜美さんのお宅も、さぞ素晴らしいのでしょうね。
「転居」なんて言葉は、喜美さんの辞書にはなかったでしょうね。
東京湾が見える場所でしたね。素晴らしいロケーションですね。
2015/04/04 20:47:15
住居
私は結婚して今のところに来たわけで
生まれた所と此処しか知らない
住めば都と言いますけれど
始めは嫌で悲しくなりましたけれど
其れもなっかしく 生まれたところより
倍以上住んでいますから気持ち良く住んでいます
体が悪くなったら一人では此処に居られないので子供の近くに移ると思います
2015/04/04 05:39:40
しがらみのない、民族なのです。
SOYOKAZEさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
転居とは、余りしがらみのない人種にとっての、ある意味「特権」とも言えますね。
SOYOKAZEさんの様に、背負っていらっしゃるもの(資産?)がおありの方は、きっと簡単ではないのでしょうね。
名古屋に来てからは、大学とはインターナショナルな世界なので、暫くは海外に住んでいる様な新鮮ささえもありました。
2015/04/03 21:16:55
リセット
Reiさん、コメントありがとうございました。
転居、というのはリセット的な楽しさがありますよね。
断捨離の絶好の機会にもなりますしね。
そういえば、「フランス人は10着しか服を持たない」に関連して、娘に「ミニマミストの勧め」というのを教えて貰いました。
中々、思い切りよくライフスタイルを変換するのは難しいですが、リセットのチャンスとしては、転居は最大の助っ人ですよね。
2015/04/03 21:09:43
ちょっとわくわくします
こんばんは。
私は、歯でもお金が掛かるし、ここを売って、もっと便利な駅近くのマンションに引っ越したら、差額はどのくらい貯蓄できるだろう?
そう考えて査定と物件を探しました。
約、半分の値段で、駅から徒歩5分のここより新しい2LDKの物件があって、いいな〜
草取りもしないでよいし、どこに出るにも便利だしと、一時夢を見ました。
新しい土地は、不安もあるでしょうが、それ以上にわくわくします。
尤も、若い時と違って、今は息子の土地と地続き、勝手に移住できないのですが。
2015/04/03 18:51:30
引越し
私も色んな事情で、何度も引越しました(国内ですが)
いつも、今度住む所はどんな所だろう!?とワクワクします。
新しい環境は、慣れるまで大変ですが、住めば都…ということもありますよね。
2015/04/03 16:45:52