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のんびり。

「別れも愉し」 

2023年11月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1945年/日本〕船乗りの若原雅夫と、女医の村田知英子は、結婚して3年足らずの夫婦だったが、若原がずっと航海に出ているため、ここ2年、会っていない。そんなある日、突然、若原から、「一時帰国できそうだから、 4、5時間、家に寄る」という手紙が届いた。心浮き立つ村田は、その日、若原の妹・月丘夢路と一緒に、ご馳走を作り、彼を待つが、勤務先の病院から、緊急の呼び出しがかかる。患者の妊婦が急に産気づき、難産になりそうだから、すぐ来てほしいと・・・。この映画、公開されたのが、1945年9月13日。つまりは、戦争が終わって、まだ1ヶ月も経っていない時の映画。なんと、撮影中に終戦を迎えたそうで、若原雅夫さんの役は、軍人から船乗りに、急遽変更されたのだそうだ。あぁ、戦争が終わって本当に良かったなぁ。だって、これがまだ戦争中に公開されたとしたら、「軍人は、戦地で必死に頑張っているのだから、 銃後の女は、しっかり国を守るように」みたいな、変なメッセージ性の強い作品になった気がする。それに、一時帰国を終えて、夫が戻っていく先が、船と、戦地とでは、全然イメージが違う。もちろん、船乗りも危険な仕事なんだろうけど、戦地に戻るよりは、ずっといい。映画の内容は、夫婦の細やかな愛情が描かれていて素敵。航海の途中、4、5時間だけ、家に帰る時間が取れたのに、女医の妻は、患者の出産で病院へ。人生には、「こんな時に限って」という出来事が、多々あるけれど、この映画もまさにそうで、観ているこちらまでガックリくる。それでも、なんとか出産を終え、夫と妻は、ほんの短い時間ではあるが、温かい語らいの時間を持つことができる。すごくいい場面。妻が、仕事を持つか持たないかは、その家庭の自由だけど、この映画の場合、仕事があって良かったなぁと思う。夫が不在の一人の日々、毎日を家で過ごすより、仕事があった方が気が紛れるし、夫も、その方が安心なのではないかと思うから。評価 ★★★☆☆

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