花かるた

明日に向かって走る! 

2023年11月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

73歳の社長は、衣料品を扱う日本の小さな会社の社長です。
明るく元気で話好き。社長業からゴミ捨てまで
一人で何でもやります。

週一回、問屋に仕入れに行き、いつもニコニコ現金払い。
その商品の倉庫として使っているのは東京の下町にある実家。

実家には、現在85歳の実姉が一人で住んでいます。
お姉ちゃんは、お友達が沢山います。
誰かしらがいつも遊びに来て、楽しくお喋り三昧。
それならついでに、簡単な商品管理や値札つけをやってみる?
と言ってみたら皆さん、二つ返事で引き受けました。

そんなバイト達は休憩が多く、お菓子を食べてお茶を
飲みながら毎日楽しく(姦しく?)ワイワイガヤガヤと
仕事をしているそうな。
(時給はケチることなく正規の金額を支払っているそうです)

今は息子が、もっと大きな会社を興し自分はその会社の一部と
なって部長職を名乗り、部門を分けて事業展開している模様。


私こと。この方と契約するにあたり実は、生まれて初めて
自分を値引きしました。

日給は沽券にかけてより多く!それ以下ではお断りします!
などと言う欲深な私が、この話を聞く前に、何故か自ら
日給を値引いた金額を提示したのです。人間の格の違いを
どこかで感じてしまったのでしょうか。
(本当は、少し貧しそうに感じて悪いような気が^^;)

これに関しては、未だに僅かばかりの葛藤があるのですが(笑)
大きな問題ではありません。この社長が「本物」であれば
私は胸なでおろすような心地良さで、今の仕事〜つまり最後の
仕事を終える事が出来ることでしょう。でも外れても
気にはしません。何事も初体験とは心踊る事。

話が飛びましたが、若く見えても知恵者でも歳には勝てない
彼は今、脚の疲労骨折で全治三か月、自宅待機中。
必然私はこれから数か月、2人分の激務をこなすことに。

老が老を支える・・家庭のみならず職場でも〜オイオイ
哀しい日本の縮図。私は持病の腰痛で悲鳴をあげています。

こんな我々を見ている職場の若手が、多忙な中
折にふれては私の様子見に来て、激励してくれます。

「この上、月あかりさんが倒れたらそれこそ大変ですから〜」
等とおだてられ、その気になって私は、今日も発車間際の
バスに向かって走ります。

もっと早くバス停に行けよ!と言う話ですが
家から約3分でバス停に到着します。これまで乗り損ねたこと
はありません。でも、走って転んだ事は何度かあります。
血だらけになって乗り込みます。


https://youtu.be/V8C__pkd4jM?si=9vL4dHV9VqTx5dqf





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