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のんびり。

「ひみつのなっちゃん。」 

2023年03月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2022年/日本〕ドラァグクイーンのなっちゃんが死んだ。なっちゃんは、自分がゲイであることも、女装して店を経営している事も、故郷の家族には内緒にしていたらしい。なっちゃんの友達、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)の3人が、なっちゃんのアパートに行き、証拠隠滅のため、ドタバタしていると、そこへ、故郷からなっちゃんの母親(松原智恵子)がやって来て、鉢合わせしてしまう。なんとかその場を取り繕った3人に、母親は、息子の為にも、ぜひ葬儀に参列してほしいと言う。かくしてバージンたちの、岐阜への旅が始まる・・・。3人のドラァグクイーンたちが、亡くなった仲間の葬儀に出席するために、東京から岐阜まで旅する、ロードムービー。奇しくも、先日、感想を書いたゲイをテーマにした映画、「エゴイスト」と、 ↓https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2023-03-06公開日も近く、その違いを楽しんだけれど、「エゴイスト」がシリアスだったのに対して、こちらはコメディ。滝藤賢一さんにとって、本作は映画初主演なのだそうだ。冒頭、自室で女装する滝藤さんのお姿を見られる。ポスターでも分かるように、そのお姿は、中々に美しく、ずっと見ていたい気持ちになる。ただ、残念な事に、彼の女装はそのシーンだけ。もっと煌びやかなステージの場面を期待していたので、ちょっと肩すかし。その分、ロードムービーを楽しむ。途中、様々な事があり、笑わせられる。なっちゃん役を演じるのは、カンニング竹山さん。演じると言っても、遺体と遺影の場面のみで、セリフはない。不謹慎な言い方だけど、遺体の場面では、あぁ、今、竹山さんは、必死で動かない演技をしているのだなぁと思って、こちらまで息が止まりそうになった(笑)。ところで、以前、何かで読んだのだけれど、この映画のように、ドラァグクイーンとしてお仕事されている方の中には、急に何かあった時、連絡先が分からなくて、困る場合があるそうだ。本名も、現住所も、緊急連絡先も、分からないのは、やっぱりマズい、という事で、ミッツ・マングローブさんが、ゲイ仲間の皆さまの、上記のようなデータを一覧にする事にしたのだとか。人の事情は、本当に人それぞれ。そして、明日には何があるか分からない。もちろん、それでもプライバシーを明かしたくない人は、それでいいのだろうけれど、そうしてもらえると安心という人も、おられるのでは..

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