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敏洋’s 昭和の恋物語り
ボク、みつけたよ! (五十一)
2022年03月27日
テーマ:テーマ無し
ピッカピッカの一年生として入学したのは、どこだったんだろう。大分県の佐伯市だったはずなんです。でも、学校の名前が浮かばないんです。それよりもなによりも、通学した記憶がまるでないんです。これは大問題ですぞ、ほんとに。頭の中のひきだしをあちこち開けてみますが、なかなかに。片っ端から開けていくうちに、なにやらうっすらと浮かんできたことが。
学校とは関係のないシーンなのですが、辺りが暗く街灯の付いていた道路わきの屋台に。たぶん佐伯市だとおもうのですけれども、駅舎近くでした。ラーメンをすすったような、すすってないような。親父に食べさせてもらったような、やっぱり自分で食べたような。ただ不思議なことに、その場には母も兄もいないんです。父とわたしのふたりだけでして。おかしいですよ、これは。実のところは、いたと思います、というよりいたはずですわ。
そうだ! 板塀があった。突然にすみません。いちばんはしっこのひきだしを開けたら「ごめんなさい」って、ちっちゃな声がきこえました。「おにいちゃんやらおねえちゃんたちがはしりまわってたの、おぼえてない?」高さはどのくらいだったか。ピョンピョンと跳び上がって、それでやっと運動場が見えたんです。そう、そうなんです。渡り廊下でした、たしかに。
ピョンピョン跳ぶのに疲れて、下のすき間からのぞきこんだような気がします。急に立ちどまったもんですから、うしろの子にけとばされたことも思いだしました。「泣いたの?」。いやあ、それはおぼえてないですが、たぶん泣いたでしょうね。でもって、わたしをけとばしした子も泣いたんじゃないですかねえ。みんなして、わあわあと泣いたと思いますよ。ああいうのって、どうしてだか伝播というか伝染しちゃうでしょ?それだけなんです、あとは、なーんにも思いだせません。
伊万里の話に戻りましょうか。校門が開いていたので、敷地内に車を停めて散策しました。木造だった校舎も、当たり前の話ですが、立派なコンクリートです。門の正面に体育館があり、横の庭には大きな木が植えられていました。種類は分かりませんが、大きく枝をのばしてりっぱでした。葉っぱは少しですわ。青々(緑々といきたいですが)とはいきませんて。冬ですからねえ、すきまだらけです。
それにしても、伊万里小は鷹揚です。他の学校の正門はぴったりと閉じられて、中に入ることはできませんでした。ああそういえば、校庭でサッカーに興じている子どもたちが数人いましたね。手を振ってみたのですが、わたしには気付いてくれませんでした。「サビシー!」
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