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「ネオン・デーモン」 

2021年10月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2016年/アメリカ〕16歳になったばかりのジェシー(エル・ファニング)は、モデルになる夢を叶えるべく、地方からロサンゼルスにやって来る。その愛らしさから、気難しい事で有名な一流カメラマンの心を捕らえたジェシーは、すぐに撮影に入り、順調なスタートを切る。そんなジェシーに、ライバルたちは嫉妬心を燃やし、彼女を引き摺り下ろす事に必死となり、ジェシーもまた、無垢な心を失い、ファッション業界の毒に染まってゆく。ある日、ジェシーは、ライバルたちから、ある仕打ちを受け・・・。「デーモン」。「邪悪」。「毒」。なんて心惹かれる魅惑的な言葉の数々。エル・ファニングが大好きな事もあって、本当に期待していた映画。ただ、感想は、といえば、確かに毒気は強いけど、その毒で殺されるほどではなかったな、という感じ。一緒に観た友人が、観る前は、「『ドライヴ』の監督だから楽しみ」、と言っていたのが、観終わった後、「確かに『ドライヴ』の監督ではあるけど、 『オンリー・ゴッド』の監督でもあるんだよね、忘れてた」と言ったのには、笑った。言いたい事、分かる、って感じで。「ドライヴ」はとても面白い映画だったけど、「オンリー・ゴッド」は、なんだかわけが分からなかった事を思い出す。この「ネオン・デーモン」が、「ドライヴ」か、「オンリー・ゴッド」か、どちらに近いかと言えば、「オンリー・ゴッド」だろうなぁ。前半は、モデル業界の内幕というか、オーディションなどの場面は、とても興味深く見られた。エルちゃんの、愛らしい童顔と、175センチだという身長のギャップが羨ましい。一流カメラマンから、その場で全裸になれ、と言われた彼女は、戸惑いながらも、指示に従う。エルちゃん、まさかのヌード!?と思ったけど、そこは上手く撮影され、彼女の裸が見られるような事はなかった。残念なような、ホッとしたような(笑)。ただ、後半が賛否が分かれる所だろうと思う。え!嘘でしょ!?と思う場面多数。それは意外というより、グロで。全体を通して言えるのは、女の嫉妬は怖い、という事ね。評価 ★★★☆☆

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