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「クーリエ 最高機密の運び屋」 

2021年09月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2020年/イギリス〕1960年。アメリカとソ連の緊張は頂点に達し、あわや核戦争、という不安に、全世界が怯えていた。そんな中、CIAは一人のイギリス人セールスマンに目を付ける。その男・グレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、日頃から東側諸国に、工業製品を卸す仕事をしており、ソ連に出入りしても、何ら不自然ではない。彼のミッションは、ソ連のペンコフスキー大佐(メラーブ・ニニッゼ)から、機密情報を受け取り、西側に持ち帰るというもの。「私は一介のセールスマン」だと、一度は協力を拒否したグレヴィルだが、説得され、仕方なく、任務に就くが・・・。試写会で観た。全く普通の、一般のセールスマンが、ソ連の機密を受け取り、持ち帰るという、見つかったら命に関わるようなミッションを遂行する物語。これは実話で、グレヴィル・ウィンも実在する人物だそうだ。そして、これは、ただのスパイ映画ではない。機密を持ち帰る、緊張感だけの映画なら、他にもある。この映画の、何よりの見所は、西側のグレヴィルと、東側のペンコフスキー大佐との友情にある。最初は、嫌々スパイ行為に加担し、仕事としてペンコフスキー大佐と接触していたグレヴィルなんだけど、ペンコフスキー大佐の人柄に触れ、また、彼の家族と交流したり、彼の将来の夢を聞いたりするうちに、強い友情を感じるようになる。そして、「もうミッションは終わった。  君は一般人に戻って、自由に暮らしていい」と言われたのに、ペンコフスキー大佐の身を案じ、自らもう一度、ソ連に向かう。いつもの私なら、「お願い、もう行かないで。  あなたは無事なんだから、それでいいじゃない」と彼の妻目線で、懇願してしまいそうな場面なんだけど、ペンコフスキー大佐との友情を見ているので、本当に自然に、「そうだね、もう一回行ってあげるといいよ」と思える場面だった。その後の事は書かないけど、それはもう、壮絶としか言いようのない運命がグレヴィルを待ち構えていて、それでも、彼はペンコフスキー大佐との友情を決して裏切らず、そしてまた、ペンコフスキー大佐も同じ友情の気持ちを貫き通したと知った場面に至っては、涙が出た。グレヴィルのおかげで、「キューバ危機」が回避されたのだという。いい映画だった。評価 ★★★★★

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