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「空白」 

2021年09月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2021年/日本〕女子中学生の添田花音は、スーパーでマニキュアを万引きしているところを店長の青柳(松坂桃李)に咎められ、咄嗟に走って逃げた。青柳が花音を追いかけ、もう少しで追いつく、というところで、花音は、車に撥ねられ、さらに、別のトラックのタイヤに巻き込まれ、その遺体は激しく損傷する。花音の父親・充(古田新太)は、人の話を全く聞かない、自分勝手な男だったが、この事故で、その性格がさらに顕著となり、「花音が万引きなどするはずがない」と決めてかかり、青柳や、学校に怒鳴り込みに行く。そこに、マスコミの過熱報道が加わり、事態は最悪の方向に・・・。試写会で観た。観る前に、軽くストーリーをチェックしていったのだけれど、これはストレス溜まりそうだ、という予感がする。人の話を聞かない、人を怒鳴りつける、理屈が通用しない・・・などの男は(女もだけど)私が最も苦手とする相手だ。そして、案の定、というより、想像以上に、古田新太さん演じるおっさんは酷かった。このおっさんは、娘が死ぬ前は、娘の話など、何も聞いてやらない。何を言っても、怒鳴るだけで、会話が成立しない。そして、スマホを持つ娘に激昂し、窓からそれを投げ捨てたりする、自分のルールだけで生きている男だ。なのに、娘が死んだ途端、いかにも、娘を愛していたという体で、学校や、スーパーに。学校では、「娘をそそのかす奴がいたに決まってる」「調査しろ!」など、校長や教師を脅し(私にはそう見える)、アンケート調査までさせる。さらに、結果的に花音を死なせてしまった、スーパーの店長に対する、執拗な嫌がらせは、見るに堪えない。店長は、精神的にどんどん追い込まれ、自死を考えるように。マスコミも考えものだわ。店長へのインタビューの、一部分だけを切り取って放送し、全体を見れば謝罪しているのに、あたかも、「俺は悪くないからな!」と言っている風に編集。そして、父親がキレやすい性格なのを知ってからは、わざと煽って、面白い絵を撮ろうとする。脇役の、片岡礼子さん、寺島しのぶさんの存在感も凄い。ところで、この父親、映画のラスト近くで、娘が万引きしていたという決定的な証拠を発見する。もし、このおっさんが、すごくいい人だったら、同情する所だけれど、それまでの経緯が経緯なだけに、その瞬間、私は、「これで分かったか! 今まであんたが思い込みでしてきた事を考えろ! 迷惑を掛けた全員に謝れ!」と思ってしまった。評価 ★★★★☆..

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