メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

人生いろは坂

新型コロナは何をもたらすのか 

2021年08月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



98歳になると言う高齢の女性の蘊蓄のあるお話を聞きました。
太平洋戦争前後を通じての経験談です。

「欲しがりません、勝つまでは」は、太平洋戦争中の合言葉でした。
戦争に多くのものが注ぎ込まれ、食べるものさえ十分ではなく
大人も子供もいつも飢えていました。
戦争さえ終われば全てが良くなる。
また元のような生活が戻ってくる。
ひたすらそれだけを胸に耐えてきたようです。

しかし、戦争が終わって見れば全ては様変わりしてしまい
元のような生活は戻っては来ませんでした。
戻って来ないどころか、人の考え方も価値観も大きく
変化してしまったのです。全てことが様変わりしてしまったのです。

おまけに多くの都市が空襲にあって住む家さえないような状態でした。
鬼畜米英と呼んでいた連合軍が進駐し日本は占拠されたのです。
戦時中のものの考え方は裏と表が入れ替わるほどに変化し、
それまで威張り散らかしていた軍人たちは影を潜めてしまい、
中には自分とは関係ないと言わんばかりに知らん顔をする人も。
戦前や戦中のことは過去のものとなってしまったのです。

農地改革は進み、大地主は居なくなってしまいました。
教科書は変わり、学校教育も大きく変化しました。
軍国主義的な教育は180度方向転換をして民主教育に変わりました。
憲法は天皇陛下を中心とする明治憲法から
基本的人権を元にした平和憲法に変わったのです。

その後、戦後を生きた人達は多くを語ろうとはしませんでした。
中には嫌な時代のことは意識的に忘れようとしている人もいたようです。
こうして今を耐え忍びさえすれば次の新しい時代がくる。
ひたすら耐えて生きて来たのにほとんどの事は幻想に過ぎなかったようです。
そもそも思い描いた次の時代がどんな時代だったのか。

さて今回の新型コロナ騒動は爆弾の雨こそ降らないものの
みんなの心の中には早くコロナ騒動が終息し、コロナ前の自由が取り戻したい。
そう思っていると思います。

コロナ前は、お金さえ出せば何でも手に入るような時代でした。
行きたいと思うところは、どんなに遠くても、あるいは僻地でも
行くことが出来ました。
・・・あの時代はどこに行ってしまったのでしょうか?
それらの事は、一昨年や二年前のことであっても、
何かしら遠い日の幻のように思えてきます。

このコロナは人と人とを遠ざけ、国内外の行き来を
閉ざしてしまいました。
お金が幾らあっても簡単には使えないような状態です。
芸能人やミュージシャンは仕事がなくなって困っています。
多くの楽しみが奪われてしまいました。
多くのことが更に変わろうとしています。
それらは目に見えるものだけでなく、心の中まで変化させています。

太平洋戦争後の状況が大きく変化してしまったように
コロナの前とコロナの後では大きく変化しようとしています。
その変化はこれからも続きます。どんな変化が待っているのでしょうか。
国はそんな権限を持っていたのかと思うほどコロナを人質に
専制的になっています。
民主主義も基本的人権もコロナの前にはひとたまりもありません。

さあ、次の時代はどんな時代になっていくのでしょうか。
次の時代は既に始まっているのです。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ