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「キネマの神様」 

2021年08月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔2021年/日本〕79歳の円山郷直(沢田研二)は、酒好き、無類のギャンブル好き。借金取りが自宅まで押しかけ、娘・歩(寺島しのぶ)は怒り心頭。歩に、通帳やカードを取り上げられた郷直は、友人・寺林新太郎(小林稔侍)が経営する名画座に行く。郷直と新太郎は、昔、同じ映画撮影所で一緒に働いていた仲間だった。まだとても若かった頃、映画は娯楽の最先端で、撮影所の熱気もハンパなかった、キラキラした、あの日々・・・。試写会で観た。アル中で、借金まみれの、どーしようもない老人をジュリーが演じ、彼の若かりし頃を菅田将暉さんが演じるという、山田洋次監督の映画。ジュリーの現代場面の方は、なんだか緩い話だな、と思い、ぼんやり観ていたんだけど、物語がジュリーの過去に飛ぶと、俄然面白くなって、我を忘れて見入ってしまった。いつもこちらのブログで書いているように、私は古い邦画が大好きなので、あの頃の撮影所の雰囲気や、人々の様子を見られたことが、とても嬉しく、胸ときめく。もちろん、古い邦画に特に興味のないかたでも、楽しめると思う。当時の美人女優役で、出演されているのが北川景子さん。大変に美しく、素敵なのだけれど、撮影後は、普通に、近所の食堂で気さくにお話する、気持ちのいい女性。北川さんは、菅田くんに思いを寄せている風だけど、食堂の娘・永野芽郁ちゃんと菅田くんが、恋仲だと知ると、自分の気持ちを隠して応援してくれる。実はこの映画、志村けんさんが主演で、撮影が半分まで終わっていたそうで、それが、あのような事になってしまい、沢田研二さんが代役として、撮り直しがされたのだそうだ。ジュリーも良かったけど、志村さんで観てみたかった。フィルムは残っているのでしょうし、少しでいいから、志村さんの出演バージョンを見せてほしい、と思ったり。ラスト近く、再び、北川さんが登場するのだけれど、それは、涙なくしては観られない場面。ウディ・アレン監督の、「カイロの紫のバラ」を彷彿とさせ、大変な感動。そして、私がいつも望んでいる、最高の人生の終わり方。評価 ★★★☆☆

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