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のんびり。

「牝犬」 

2021年08月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1951年/日本〕保険会社に勤める堀江(志村喬)は、真面目を絵に描いたような男で、仕事は皆勤賞、病弱な妻や、年頃の娘にも、厳しい態度で接してきた。ある日、堀江は、部下が入り浸っているというレビュー劇場に、部下を迎えにいったところ、踊り子のエミー(京マチ子)と、成り行きで関係を持ってしまう。翌年。堀江は、会社から横領した金でエミーとバーを経営し、一緒に暮らしていた。エミーの虜になった堀江は、妻子も、会社も捨て、エミーとの生活を選んだのだ。浮気者のエミーは、朝帰りを繰り返し、堀江は嫉妬に苦しむが、それでも別れられず、彼女のすがりつく日々。ある日、店の楽団に、新人のサックス奏者・白川(根上淳)が入団してきた。若く美しい白川をエミーはあの手この手で誘惑するが、まるで相手にされず、次第に彼女は、本気で彼に恋するようになる・・・。これぞ、「ザ・京マチ子映画」。その魅力的な肉体で、男を誘惑し、男が本気になっても、自分は夢中にならず、常に浮気を繰り返す女。実際の京マチ子さんは、そういった女性ではなかったと思うけど、そういう役が似合い過ぎていて、それが、京さんのイメージそのものになっていった気がする。この映画の志村喬さんも、そんな京さんの毒気に惑わされ、今まで築き上げてきたもの全てを捨てて、京さんに走る。その場面の切り替わりが素晴らしい。2人がお布団に倒れ込んだ、と思ったら、次の場面では、2人がバーを経営している。観ているこちらは、「え!?」と驚く、という仕掛け。志村さんは、朝帰りしてきた京さんの汗を拭いてやったり、ご機嫌とりに必死。京さんは実に面倒くさそうなんだけど、それが、志村さんの不安を煽り、さらにすがりつく、という悪循環。そんな京さんが、初めて男に惚れる。それがサックス奏者の根上淳さん。根上さんにとって、京さんのバーで演奏することは、人生の通過点に過ぎず、そんな場所で終わる男じゃない。だから、どんなに誘惑されても乗らない。女に現を抜かしている場合じゃないのだ。つまり、志村さんにしても、京さんにしても、相手に冷たくされればされるほど、夢中になるのは同じって事なのね。異性にモテたかったら、追い回すだけが能じゃないかも(笑)。それから、志村さんに捨てられた娘役を、久我美子さんが演じていて、なんと彼女は、旅回りのストリッパーになっている。あの清純で気品あるお嬢様・久我美子さんが、そのような役をするのも驚きだし、父との再会の場面は..

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