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「四谷怪談 お岩の亡霊」 

2021年08月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1969年/日本〕民谷伊右衛門(佐藤慶)は、その貧しい生活に、イライラを募らせている浪人。妻のお岩(稲野和子)は、産後の肥立ちも悪く、舅は口うるさく、そんな事も、伊右衛門を苛立たせる原因だった。ある日、伊右衛門は、札差の伊勢屋に近づき、一人娘のお梅の心を掴む。お梅の婿になり、伊勢屋の跡取りとなれば、生活は安泰。伊右衛門はますます、お岩が疎ましくなる。伊右衛門と伊勢屋は結託し、産後の不調に効果があるという薬をお岩に飲ませた。お岩の顔は、瞬く間に崩れ、髪は抜け落ち・・・。「四谷怪談」は、今までに何度も、映画化されている。正統派なものから、伊右衛門が善人に描かれたものから、スピンオフ的な作品まで、様々。本作は、特に捻りのない、正統派な「四谷怪談」だけど、佐藤慶さんの、冷酷な表情と、その言動が、彼を信じ切っているお岩の気持ちと相まって、さらにインパクトを強いものにしている。佐藤慶さん演じる伊右衛門は、自分の出世のためなら、人殺しだって厭わない。結婚式の夜、「そなたを必ず幸せにする」と言った事などすっかり忘れ、今は、妻のお岩と子供の事は、この世から消したい存在。それにしても、伊右衛門って男が、どうしようもない野郎なのは分かるんだけど、彼を取り込もうとする、伊勢屋ってのも、また、どーしようもない家族のようで。なにせ、伊勢屋の一人娘のお梅は、伊右衛門に惚れたってんで、父親に泣きつき、父親は、伊右衛門が既婚者である事を知りながら、娘の我儘を聞いてやりたいばっかりに、「何とかなりませんか」と。娘が、親の知らない所で、いつの間にか不倫していた、というならともかく、まだ、娘が勝手に熱を上げている段階から、相手の男を説得するなど、普通ではない気がする。さらに、お岩に毒を送り付けたのは、他ならぬ伊勢屋なのだ。伊右衛門も酷いけど、世の中、金さえあれば、手に入らぬものはない、と言わんばかりの伊勢屋が怖いわ。評価 ★★★☆☆

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