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「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」 

2021年05月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1973年/日本〕三歳の時、刑事の父を目の前で殺された葛西杏子(池玲子)は、父が残したダイイングメッセージ、花札の猪・鹿・蝶が犯人のヒントだと確信し、生きてきた。美しく成長した杏子は、「猪の鹿のお蝶」と名乗る女賭博師として、一目置かれる存在になっていた。お蝶は、政界の黒幕・黒川の襲撃に失敗した男・柊を助け、また、ある人物から、妹・おゆきを救ってほしいと言われ、浅草にやって来る。女郎屋に売られたおゆきを助けるため、イギリス人女賭博師・クリスチーナ(クリスチーナ・リンドバーグ)と勝負することになったお蝶は、クリスチーナと柊が、かつて愛し合っていた事を知る・・・。ポルノ、というと、たいていの人は、「日活」を思い出すのではないかと思うけれど、これは、「東映」のポルノらしい。でも、そんな事を知らないで観れば、ちょっとエロシーンの多い、女賭博もの、という感じで、それほど淫靡な感じはしない。ストーリーがしっかりしているし、池玲子さんがとてもカッコよく、何十人の男相手に、女が一人で立ち回りをする姿には、惚れ惚れしてしまう。といっても、池玲子さん、最初は着物を着ているのだけれど、立ち回っているうちに、次第に着物が脱げてきて、最後は全裸になるという(笑)。その辺りが、ポルノっぽいといえば、そうなのかも。それから、柊とクリスチーナの恋がなんだか切なかった。クリスチーナはイギリスで、柊と恋仲になり、日本に帰った柊を追いかけて、スパイとして来日するのだ。2人はお揃いのペンダントを持っていて、互いの写真を入れている。中学生みたいな恋だわ(笑)。クリスチーナを演じる、クリスチーナ・リンドバーグさんって、当時、有名な方だったんだろうか。スウェーデンの人気女優だったそうだけど、童顔で日本人好みな気がする。それから、この映画、クエンティン・タランティーノ監督も大好きだそうで、監督の、「キル・ビル」は、この映画へのオマージュもあるそうだ。「キル・ビル」は大傑作だと思うけど、劇場で観た、あの頃は、私は今ほどにはまだ、古い邦画の素晴らしさには気付いていなかった。タランティーノ監督が影響を受けた映画を、あの頃、知っていたら、もっと楽しめたのに、勿体ない事をしたな。「キル・ビル」、もう一度、観てみよう。評価 ★★★★☆

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