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「暁の翼」 

2021年02月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1960年/日本〕1959年。自衛隊のパイロット・北川(菅原謙二)と、高井(友田輝)は、訓練飛行のため、T33ジェット257機に乗り込み、飛び立った。ところが、計器の故障が起こり、2人は、自分たちが今、どこを飛んでいるのかが分からなくなってしまう。必死でSOSを出すも、通信は途切れ途切れ、ガソリンは残りわずか。2人は最終手段である、機外へのパラシュート脱出をし、海に落ちる。パラシュートに付いている、一人用のゴムボートに、それぞれ乗った2人だが、大海原で離れ離れに。その頃、自衛隊では、行方不明になった2人の捜索に全力を上げるが・・・。これは、1959年に、実際に起こった、自衛隊機の事故なのだそうだ。ストーリーは単純明快。元気よく飛び立った、自衛隊のパイロット・北川と高井が、計器の故障により、やむを得ず、海に落ち、その後、助けを待つという物語。これだけ書くと、そんなんで、100分の話が持つのか、と思われそうだけど、これがめっちゃ面白い。助けを待つ、2人のパイロットの、希望と絶望の間を逡巡する様子は、こちらまで苦しくなるし、彼らを何とかして救出したいという自衛隊側の、必死の捜索には、手に力が入る。さらに、2人のパイロットの家族、北川には、妻(左幸子)と子供がいて、その子供たちが、父の身を案じ、泣きじゃくる様子は涙を誘い、高井の妻に至っては、事故当日、病院で、妊娠を告げられ、「夫が帰ってきたら、何と言って報告しようかしら」なんて、天国にいるような気分だったのが、いきなり地獄に突き落とされたようなショック。観ているこちらは、妊婦の心に負担がかかるのが心配で、早く嬉しい報せがあるといいのにと願うばかり。それにしても、海の上の人を探すって、本当に大変なのだと、あらためて思う。何の障害物もないのだから、簡単に見つかりそうな気もするけど、いやいや、そんなに甘くない。実際、捜索の飛行機が、見える位置に飛んでいるのに、自分を見つけてもらえない、パイロットの絶望といったら、想像を絶するものがある。この映画、防衛省の全面協力があったそうで、飛行の場面が、思いの外すごい。飛行機がお好きな方なら、より楽しめるのではないかと思う。評価 ★★★★☆

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