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敏洋’s 昭和の恋物語り

ポエム・ポエム・ポエム 〜安心(あんじん)編〜 =どうしたら いい?= 

2020年12月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「安心」は、仏教では「あんじん」と読みます。
恐怖や不安から解放され、心安んじて生きていける境地をさします。
−−−−−
なんでだろう

婆ちゃんの 手縫い雑巾 
涙が 出てきた
駅伝での 白無地のタスキ
涙が 出てきた

ローマの休日を 観た
涙が 出てきた
人間失格を 読んだ
涙が 出てきた

ベッドの枠ににつかまり立ちした 息子を見たとき
涙が 出てきた
かけっこのどん尻でを泣いて走る 息子を見たとき
涙が 出てきた

ある日
喧嘩ばかりの親父が 死んだ
お互い ソッポを向き合ってた
その日
恐い顔が 優しい顔になってた
涙が 出てきた

いつからだろう
涙もろく なった
涙が 止まらなくなった

どうしたら いい……


(背景と解説)

痴呆症の親父が死んだ日には、正直のところ、ほっとする気持ちがあった。
冷たい自分だということは、その前から分かっていた。

自分勝手で横暴で、中学時代にはよく殴られた。
高校時代にはほとんど口も聞かない状態になっていた。
夜間の定時制高校に入り、自分で収入を得ることになり、自立できると考えていた。
けれども、結局は父親の仕事を手伝うことになり、籠の中から飛び出すことができなかった。

自分の家庭を持ち、一旦は父親から離れ、そして同居することに。
子どもの顔色をうかがう父親を見たときに、自分を育ててくれた父親だと感じたはずなのに、応えることをしなかった。
そして痴呆状態に入り、自分の家庭の守りに入ったときに、父親を捨てようとした。
何とか最悪の事態を避けられたのは、行政の力に頼ったときだった。

そして、父親の死を受け入れたときに、父親に対する嫌悪感が消えた。
泣くことを忘れていた自分が、それ以来涙もろくなった。

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