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敏洋’s 昭和の恋物語り
狂い人の世界 [第一章:少年A](十五)
2020年07月21日
テーマ:テーマ無し
高校での部活はいわゆる帰宅部でございまして、他校に入学した友らとの交遊を望んだのでございます。
ですので友と呼べる者は居ない状態でございます。
ですので、少女に対するいじめが始まったのでございます。
一体どういうことなのでしょうかなあ。
全員が仲良くとまでは言わぬにしましても、互いをそれぞれに尊重し合うということは無理なことなのでしょうか。
まあ確かに、気が合う合わないは仕方のないこととしましてもですなあ。
それぞれに人格があり、それぞれに個性というものがありましょうに。
いえいえ始めは軽いものでございました。
少女が軽く受け流せば、すぐにも収まったかもしれません。
が、いじめを受けた経験のない少女は、パニック状態に陥ってしまいました。
すぐに担任へSOSを発信したのでございます。
その担任は他校から異動してきたばかりの若い女性教師で、いわゆる熱血教師でございます。
緊急クラス会と称して、放課後に生徒全員の居残りを強行したのでございます。
部活やらデートやらの予定のあった生徒らのブーイングの中、少女の実名をあげていじめの終焉を訴えたのでございます。
先ほどわたしが述べたことも、実のところはこの女性教師の受け売りでございまして。
実はこの女性教師にしましても、前の高校において教師間のトラブルを抱えていました。
昨今とみにうるさくなりました−いやこのような申しようはよくありません−セクハラなるものを受けたのでございます。
ただ、相手の言い分をお知らせするとしますれば、好意を持ってのことなのでございますが。
少々−男に言わせれば真剣すぎたということなのですが−しつこい面がありましてな。
いやいや、この女性教師は気の強い面がありまして、何度もはっきりと拒絶をしているわけです。
当事者間だけのことで済めば良かったのですが。
そこに古参の独身女性教師が、有り体に申しますとお局さまということなのですが。
このお局さまが絡んできたことで、事がややこしくなり大事になってしまってしまったということなのです。
と申しますのも、憎からず思っている男性教師が恥をかかされていることが許せなかったようでしてな。
お局さまの号令一下、他の女性教師からの壮絶ないじめが始まったといわけでございます。
ですので、過剰反応をしてしまったのでしょう。
学校内に蔓延していた「いじめられる方にも、何らかの過失があるのでは……」といった空気が許せなかったのです。
己にはいなかった、頼れる味方になってしまったのです。
酔いしれた−と言うのは言い過ぎかもしれませんが。
しかしそのことが裏目に出てしまいました。
それからというもの、本格的な陰湿ないじめが始まったのでございます。
少女は担任に失望し、固く口を閉じるようになりました。
ひとりで抱え込み、寡黙な少女になってしまったのでございます。
両親には、まさに青天の霹靂でございます。
少女の口からは何も語られず、担任に問い質しても「解決済みのはず」と、受け付けません。
挙句、「家庭内の問題では?」と切り返される始末でございます。
結局は、少女の家出という最悪の結末を迎えてしまいました。
しかしそんな少女ですが、少年と出会ったことにより、少しずつ己を取り戻し始めました。
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