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のんびり。

「居酒屋」 

2020年07月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1956年/フランス〕150年ほど前のフランス。ジェルヴェーズは15歳の時、恋人・ランチエと暮らし始め、結婚しないまま、二人の男の子を生む。ジェルヴェーズは、洗濯場で懸命に働いているが、ランチエは、彼女の金を使い果たすばかりで、働こうとはせず、挙句に、女と逃げてしまう。数年後、ジェルヴェーズは、屋根職人のクポーと結婚し、幸せな日々だったが、ある時、クポーは屋根から落ちてしまい、その以来、働かなくなってしまう。ジェルヴェーズの心の支えは、子供たちと、そして鍛冶屋のグジェだった。グジェが用立ててくれた金で、ジェルヴェーズは夢だった洗濯屋を開店する。そんなある日、ランチエが町に戻ってくる。すると、クポーが、自宅に彼を下宿させると決めてしまい、かくして、ジェルヴェーズと、夫、元彼の3人が、一つ屋根の下で暮らすようになるのだが・・・。主人公のジェルヴェーズの、あまりの不幸っぷりに、観ているのが辛い。とってもいい子なのに。出会う男が悪いのか、彼女の何かが、男を怠け者にしてしまうのか。ジェルヴェーズは、決して、メソメソした、弱い女ではない。仕事をするバイタリティーは凄いし、「洗濯屋の女主人になる」という夢も、ちゃんと叶える。でも、彼女のパワーや稼ぎより、男のクズっぷりの方が上回っているのだ。しかも、夫のクポーが、ジェルヴェーズの前の内縁の夫を家に住まわせるって、どういう事?妻妾同居ってのは聞いた事があるけど、こういうのは、何て言うんだろう。近所の人たちは、この3人の同居を白い目で見ている。当たり前だ。日本だって、知り合いにそんな人がいたら、きっと噂になるだろう。おかげで、この物語で一番真っ当な鍛冶屋のグジェは、ジェルヴェーズに呆れて、遠くに行ってしまう。あーあ。ジェルヴェーズとクポーの間に生まれた娘・ナナ。映画が終わる頃、「あ!」と思った。以前観た、「女優ナナ」という映画の、主人公・ナナこそ、ジェルヴェーズの娘だった。元は、エミール・ゾラの小説で、「居酒屋」と「女優ナナ」は、話しが繋がっているのだ。観る順番を間違えた。このナナが、ジェルヴェーズの娘だと、知っていて観るのと、知らないで観るのとでは感慨が全然違うだろう。「女優ナナ」は3度も映画化されているので、また別バージョンのを観てみたい。評価 ★★★★☆

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