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敏洋’s 昭和の恋物語り
春先の、あちこち美術館巡り 〜堺市:Musha展 (十二)
2020年06月14日
テーマ:テーマ無し
第十五章:イヴァンチッチェでの聖書の印刷 ? 神は我らに言葉を与え給うた
ヤン・フスとペトル・ヘルチツキーの影響を受けて1457年に設立されたチェコ兄弟団(ボヘミア兄弟団)は信仰にとって教育が重要なものと考え、ミュシャの故郷であるイヴァンチッチェに学校を創設し、聖書をチェコ語に翻訳した。
この聖書はその後クラリッツェで印刷されるようになりクラリッツェ聖書と呼ばれた。
チェコ語で書かれた聖書は国民の連帯意識を高め、またチェコ語文法の基本ともなった。
画面右手には印刷された聖書をルーペを使ってチェックする人々が描かれ、左手前方には老人のために聖書を読む青年が描かれている。
青年の厳しい表情はカトリックによるその後の迫害を予知しているかのようである。
またまた出ました青年の発する強い光。
グサリと突き刺さりました。
背景にある城壁、万が一の折には国の民が逃げ込められるためですよね。
「人は石垣、人は城、人は堀」続いて「情けは味方、仇(あだ)は敵なり」。
武田信玄の名言として、つとに有名です。
立派な城を築くよりも、強い武士を育て、戦う集団を作ることの方が大切だということでしょうね。
そういう意味で、民のこころを一つにする聖書が必要だったということでしょうか。
第十六章:ヤン・アモス・コメンスキー ? 希望の灯
1619年に神聖ローマ皇帝となるフェルディナント大公(フェルディナント2世)がボヘミア王位に就き、この王の下カトリック化が推し進められていった。
1620年、フェルディナント2世と政策に反発するプロテスタント貴族との間で白山の戦いが起こった。
プロテスタントたちは敗北し、主だったものは処刑または追放された。
この時に大勢の知識人、聖職者、貴族も国外へ亡命した。
そのような中にヤン・アモス・コメンスキーもいた。
コメンスキーはボヘミア兄弟団の精神的指導者であり、教育の重要性を説き、またその改革的教育法で高い評価を得た人物であった。
コメンスキーは亡命先のオランダ、ナールデンで海を散歩して過ごしたが、最期は海岸で椅子に座りながら息を引き取った。
作中で椅子に座っている人物がコメンスキーで、左手にいる彼の信奉者たちは指導者の死を嘆き悲しんでいる。
中央には小さなランタンがあるが、これは亡命者たちが母国に戻れる日がいつか来るだろうという「希望の灯」である。
*コメンスキーの功績
1618年5月23日、第二次プラハ窓外投擲事件に遭遇したコメンスキーは、この狂気で残虐の迷宮から抜け出せるのは、子どもに与える新しい教育だけだと考ええた。
同じ年齢で入学し同じ教科書を使って学び一緒に卒業するという学校教育の仕組みも教科書もコメンスキーによって「知識をすべての人が共有するため」に考えだされた。
教科書として書いた世界で最初の子どものための絵入り百科事典「世界図絵」や「大教授法」などの著書(著者名のコメニウスはラテン語名)でも知られています。
薄暗い画面と白くぼやけた画面に分かれていますが、これは何かを暗示しているのでしょうか。
それとも、生と死を意味しているのでしょうか……。
しかしだとすると、コメンスキーだけをぼかせばいいわけで、右奥の人たちは何だということになりますし。
それにしてもこれほどまでに嘆き悲しむ民衆、そしてランプに向かって祈りを捧げている民衆。
鑑賞しているこちらも、悲しみの思いに包まれてしまいました。
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