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「金環蝕」 

2020年05月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1975年/日本〕1964年。寺田政臣(久米明)は、ライバル・酒井和明を破り、内閣総理大臣に就任する。この時使った金は、寺田が17億、酒井が20億。その数日後、星野官房長官(仲代達矢)の秘書・西尾(山本学)が、下町の金融王と言われる金貸し・石原参吉(宇野重吉)の事務所を訪れ、2億円の借金を申し込むが、石原はそれを断る。同じ頃、電力会社総裁・財部は、九州の福龍ダム建設工事の入札を恩のある青山組に請け負わせるべく、画策していた。しかし、ライバルの竹田建設は星野に手を回し、自社の入札を狙い・・・。京マチ子さんが出ているので、観てみた。政治のドロドロした内幕を描いた作品だけど、何だかんだ言って、何十年経っても、政治家のする事は、何も変わっていないんだなぁという思いしかない。今多い、お坊ちゃん政治家さんたちは、一見、やっている事がこの映画の頃よりスマートには見えるけれど、中身は変わりはしない。二世三世が跋扈するのは、よっぽど美味しい事があるんだろう。旨味のない仕事だったら、親が継がせるわけがない。今と違っている面もある。それは女性の描き方。DVDのジャケット写真を見てみても、この政治家集団に、女性は一人も含まれていない。完全に男の世界。今、似たような映画を作ったとしたら、そんな風にはしない気がする。では、この映画の女性たちは、どういう役割かというと、誰かの妻か、誰かの愛人か、芸者か、ホステスか、そんな人ばかり。仲代達矢さんの愛人なんて、「明日から、〇〇さんの所に行ってもらう」と言われて泣いている。女を、もらったり、あげたり。まるでゲームの駒扱い。そんな中、一人強烈なのが京マチ子さん。京さんは、総理大臣の妻役で出番は多くないけど、出てきただけで、画面が引き締まる。大女優の貫禄といったところ。それから、この映画の真の主役は、宇野重吉さんだろうと思う。仲代達矢、三國連太郎、西村晃、峰岸徹などなど、絞れば脂が出てきそうな、ギラギラした面子ばかりの中で、枯れているようで、実は悪党、という役を、凄い存在感で演じている。評価 ★★★☆☆この作品で、京マチ子さんの出演映画、100本中77本を観た事となりました。(★は観た作品) 化粧 (1984)★男はつらいよ 寅次郎純情詩集 (1976) 妖婆 (1976)★金環蝕 (1975)★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)★華麗なる一族 (1974)★玄海遊侠伝 破れかぶれ (1..

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