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敏洋’s 昭和の恋物語り

春先の、あちこち美術館巡り 〜大阪市美術館:フェルメール展・堺市:Musha展(三) 

2020年04月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




[取り持ち女]

フェルメールにしては珍しい、いやらしい絵画ですね。
「フェルメールがはじめて描いた風俗画である」とのこと。

おっぱいを触らせる対価として、お金を受け取ろうとしている女。
その女を明るく照らして、男どもを少し陰の中に書き込んだフェルメール。

左の隅の男性、そのニヤつき方はどうですか。
いかんいかん、若い頃の自分に見えてきた。

誰でしたかね、似たような作品を描いていたのは。
……、だめです、思い出せません。


[恋文]

またまた出ました、新しい楽器=シターン。
マンドリンに似てますよねえ、ほんとに。

この絵を観たときには、思わず「クスッ」でした。
「なにが?」 

手紙を受け取る若い女性の目を見て、思うところはありませんか。
やさしい眼差しをかけている召使いに対して、気恥ずかしさからの窘めるような表情か、それとも「お母さんに言っちゃいやよ」とでも言っているのでしょうか。

それにしても隣の部屋から覗いているのは、だれ?
娘を心配する父親の思い、感じませんか。


ハブリエル・メツー作 [手紙を読む女]

どうです?
メツーを貶めるつもりは毛頭ありませんが、奥行きが感じられないのです。

燦々と降り注ぐ光がいっぱいに入った部屋です。 
恋人からの手紙でしょうか、一心に読み耽るうら若い女性。
隣でバケツを持つ召使いすら居ないとでも言いたげですよね。

面白いのは、ワンちゃんです。
ご主人筋に当たる女性ではなく、エサを与えてくれる召使いに媚びを売っているんですね。

あれれれ……
左下にあるサンダルはなんでしょうねえ。
それまでワンちゃんが遊んでいたものでしょうか。


ピーテル・デ・ホーホ作 [人の居る裏庭]

こちらはまた、なんとも平面的でした。
どういうのですかね、美術に関してはまったくの素人のわたしがなんなんですが、日本画における「鳥獣人物戯画」を思い起こさせられました。
なんで? と聞かれても、返答のしようがないのですがね。


[鳥獣人物戯画]

陳列してみましたが、まるで違う物ですよね。
甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる日本最古の漫画、とされています。
すみませんねえ、説明がうまくできなくて。

「なんとなく理解できる、納得は出来ないけれども」と言われるお方、わたしのことがお分かりのようだ。
グラッチェ、グラッチェ!
わたしの、斜に構える性格が、この四人の人物を……。
ここまでとしましょう。


ヤン・ステーン作 [家族の情景]

同じ家族を描いた作品ならば、わたしはこちらの方が好きです。
ごめんなさい、わたしは己の好き嫌いで作品を判断するくせがありますので。

どうです、このちらかりようは。
わたしの部屋でも、こんなにもちらかったりはしていませんよ。
雑然と物を床−ではなく畳の上に並べていますけれども、一応人の座る偽書やらウルクスペースは確保されていますから。

それにしても、実に楽しげです。
手前の太っちょの女性が持つのは、酒でも入っている瓶なのでしょうか。
その横に座っているのは、お婆ちゃん? 息子たちに囲まれてご満悦に見えますがね。

そしてグラスを高く掲げて「乾杯!」とでも叫んでいるがごときのお爺ちゃんに、乳母(?)に抱っこされているこの場面の主人公たる幼児の嬉しそうな表情がいいですね。
長椅子に足を投げ出してタバコを吹かしているのが、この家のご主人さま?
そしてその後ろには、ご親戚ですかな。

料理を抱え上げているのが召使いの料理人? 
それともこの方が、奥さまですか? 
となると、太っちょの女性はだれ? 

まさか……恐ろしくて口にできませんわ。
中世ならではのこと? 現代ならば、血の雨が……。
ジョーダンですって、冗談です。
好きな一枚です、はい。 

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