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のんびり。

「鯨神」 

2020年03月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1962年/日本〕九州のある漁師町で育ったシャキ(本郷功次郎)は、「鯨神」と呼ばれる巨大な鯨に、祖父・父・兄を殺され、いつか必ず復讐したいと思っている。村の長(志村喬)は、「鯨神」を殺した者に、自分の娘・トヨ(江波杏子)と、全ての財産を譲ると宣言する。それを聞いて、心穏やかでないのが、村の娘・エイ(藤村志保)。シャキとエイは惚れ合っているが、シャキが「鯨神」を倒したら、シャキは、トヨの婿になってしまう。「鯨神」の捕獲に、シャキ以外に名乗りを上げた者がいた。それは、紀州(勝新太郎)という、よそ者の荒くれ男。ついに「鯨神」が姿を現した。漁師たちは総出で沖に向かうが・・・。勝新太郎さんが出ているから、観てみたんだけど、なんと、原作者が宇能鴻一郎さんと知ってビックリ。本当に、不勉強でお恥ずかしい話だけれど、宇能鴻一郎さんって、官能小説専門の作家さんじゃないんだ、と軽くショック。しかも、この「鯨神」は、第46回芥川賞を受賞しているそうだ。あぁ、本当に物を知らないって恥ずかしい。よそで、余計な事を言わなくて良かった(笑)。で、この映画、勝新さんが主演だと思っていたら、本郷功次郎さんが主演。本郷さんは、見た目はちょっと可愛いっぽいけど、中々男らしい男だ。彼が「鯨神」を倒したいと思う心には、一点の邪心もない。褒美である、村の長の娘と財産など、彼にとっては関係ない。とにかく、家族を殺した「鯨神」に復讐したいだけ。それと比べて勝新さんは、目の前の欲望に勝てないようで、本郷さんに恋い焦がれる藤村志保さんを手籠めにするなど、嫌な役。動物に復讐するお話の場合、どんなに相手を憎いと思っていても、ある種の、尊敬と畏怖がなければ、物語に深みは生まれないと、以前、「マタギ」を観た時、思ったけれど、 ↓https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2016-09-30この映画にも、やはり、それに通じるものがある。シャキは、どこか「鯨神」に対する敬意の心があって、ラストも中々深い。評価 ★★★☆☆〓

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