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音楽HP作りと自然探訪と…

またオーケストラ総譜に挑戦 

2020年02月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽のHP

今年の2度目のオーケストラ総譜からのMIDI作成は、ムソルグスキー作曲ラヴェル編曲の「展覧会の絵」の「プロムナード〜こびと(グノーム)」とした。買い置きしてあった楽譜ではなく、今回の制作のためにAmazonから購入した。
この曲も、使用楽器の種類が多いため「威風堂々」制作時と同様に、外付けMIDI音源ではなくMIDI制作ソフトSinger Song Writerの内蔵音源を使用した。
しかし音源で困ったことも起きた。曲中に1度だけ使われるのだが、ムチとラチェットの音源が無い。ムチは、武器に使用されるあの鞭で、バシッという音が1回のみ使われている。ラチェットは打楽器の仲間だが歯車を回して連続的に木片を弾いて音を出す楽器だった。前者はパーカッション音源のHigh Wood Block音と効果音として組み込まれていたDistortion Cut Noizu音を同時に発音させて若干ながら似せ、後者は打楽器音のSide Stickを連符で鳴らして似せた。
音色の点では、特にブラス楽器の音が実際のオーケストラ演奏に比して、固いことが気になった。ファンという感じで鳴らしたいのにバーンという感じになってしまう。音の立ち上がり部分をExpressionコントロールで小さめの音から継続音に移行させれば軽減されることは分かったが、音符ごとに入力はとてもやり切れない。曲作成途中でコントロール機能の中のNRPN(Non Registered Parameter Number)でAttac Timeのパラメータを標準より若干大きい数字に変えてやれば、すべての音符に働くことが分かって改善された。しかしながら、ストリングスに関してはもう一つ澄んだ響きにしきれていない。
音色での難関は、ブラス楽器の弱音器使用指定に対応できていないこともある。トランペットのみ標準音色中にMuted Trumpetがあるが、トロンボーンなどにない。弱音器もそうだが、楽譜中には ホルンのゲシュトプフト奏法(ラッパの口に拳を入れて音色を変える)には対応できていない。ブラス以外では、ストリングスやハープのハーモニクスの指定もありこれもまた対応できていない。
幾つかの音色の問題は、RPNやNRPNの効果を熟知して指定すれば、改善できる可能性があるのだが、その点は実力不足になっている。
作成した曲は、AAC録音とMIDIデータでHPに登録したが、MIDIの方はPC内蔵のMicrosoft GS Wavetable SW Synthで再生すると、特に後半の「こびと」の部分が、製作時のものと掛け離れたものになってしまった。
楽譜はフランス語が多く、楽器名の表示も過去の総譜と異なるものが多くあって手間が掛かり、途中にある無音の小節の長さ、速度指定が頻繁に切り替わるなどの部分は、指揮者の手腕に掛かるところで、CDで聴いた演奏を何度か聴いて参照はしたものの、満足できたものではない。

「展覧会の絵」ラヴェル版に付いては、残りの曲も折りをみて追加して行きたいと思っている。

制作曲のHPは、
http://momo1949.hobby-web.net/mm/mu_title/tenrankai_no_e_1st_mov_aac.html
です。



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Re.頑張ってください

MOMOさん

風の鳥さん、有難うございます。

オーケストラのMIDIを作っていて感じることの一つには、作曲家が音を重ねた結果のイメージを持って記譜している凄さがあります。単独の楽器音だけを鳴らすと、小さな単音なのに、それを数人で和音にし、音色の異なる楽器音を10以上も重ねると、こういうボリュームと響きになるというイメージを持っているのですね。後世でも演奏される曲を生み出す才能は、やはり突出しているのでしょう。

2020/02/16 13:01:31

頑張ってください

風の鳥さん

制作の御苦心には,ちんぷんかんぷんですが、作品は楽しみにしています。

考えて見ると、演奏者や作曲者の千万分の1以下のエネルギ^で音楽を楽しませていただいているわけです。
momoさんの場合も同じです。

有難いと思っています。

2020/02/16 05:18:48

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