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2019年11月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

昨日は、戴いたチケットでコンサートへ。

体調はまだ回復していなかったけれど、戴いたチケットは聴きに行く責任がある、と思って厚着をして出かけたのだ。

行けなくなった友人が、お仲間と一緒に購入した席なので、顔見知りの方にお会い出来たし、結果的には楽しかったけれど。


演奏は、ハンブルグ交響楽団で指揮はケント・ナガノ。

そして、ピアノ協奏曲のソリストは、辻井伸行君。

生で聴くのは、初めてである。

注目を浴びた際には、チケットがいつも完売なので、ほとぼりが冷めた頃に聴こうと、思って居たのだ。


世界で、唯一無二の存在だ、と思った。

リストの協奏曲に、アンコールがリストのカンパネラ。

視覚障害だから、舞台に出てくるときは指揮者が手を繋いでリードする。

それでいて、あれだけの難曲を軽々と弾きこなす彼が、天才の名をほしいままにしても全く不思議は無い。

しかも、音色が明るくて美しく、所謂泣き節と言われる旋律の歌い方も、情感豊かである。

人気が出て、当然だと思った。

更に、ステージマナーが明るいので、観ている観客も楽しいのだろう。

でも、満席の会場に集まった人々は、聴衆では無くて観客、という気がした。

辻井君を観にきている、観客達。


そして、その一人である私は、今後も足繁く通いたい演奏家、という印象は持たなかった。

アンコールで弾いたカンパネラを聴きながら、外山啓介君の素晴らしかった演奏を思い出した。

外山君の演奏は、純粋に音楽の世界へと誘ってくれる。


辻井君の場合は、その希有な才能を、商業ベースに乗せられている気がした。

10年後位に又、聴いてみたいと思ったけれど、さてその頃の私はコンサート会場へまだ元気に足を運べるであろうか・・。


すっかり疲れて帰宅した私は、それでも・・。

ラグビーの決勝戦で、お婿さんと一緒に南アフリカの法被を着て応援している写真が、娘から送られてきたし。

社会人野球で、知人の息子さんが、スクイーズで点を挙げて準決勝に進んだ、と言うニュースをスマホで見たりして。

帰宅してからは、久々に一人ビールを楽しんだのであった。



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