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敏洋’s 昭和の恋物語り
九州旅行 〜ルーツ探しの旅〜 (十六)三日目:吉野ヶ里遺跡 にて。弥生時代にタイムスリップ!
2019年08月18日
テーマ:テーマ無し
吉野ヶ里遺跡の全体マップです。
高床式の倉庫みたいなものでしょう。
奥の道路から、交易品等が運び込まれたのではないでしょうか。
表示板には「祠堂」と書かれていました。
祠=ほこら 祠堂=祖先の霊を祭る所。(goo辞書)
この台地が「祭壇」とされています。
−−−−−
海外との交易品や日本各地のクニグニの特産品などが集まり、盛大な市が開かれたり、市で取引される品々が保管されていたと考えられる倉庫群などが集まった、吉野ヶ里を支える重要な場所であると考えられています。
レンガなどに描かれた古代中国の市の様子とよく似た構造をしており、また当時の交易の重要な交通手段と考えられている「舟」が利用できる大きな川がすぐ近くを流れていたこと、さらにはこの地域全体が大きな壕で厳重に囲まれていることなどが、こうした考え方の基になっています。
西方倉庫群は平成11年度の調査で大きく四郡に分かれる。
さらに多くの高床倉庫群や竪穴建物が発見され、その配置などから、現在のところ具体的な遺構は指摘できませんが、「クニ」の倉、「廷閣」としての機能の他に『魏志』倭人伝にみえる「市」的な施設空間が存在した可能性があります。
−−−−−Wikipediaより
市
南内郭の居住者たちは祭司者的性格を持ち、かつ政治・行政を司った者たちだったといわれています。
村人たちは、「南のムラ」地区に居を構えていました。
北内郭地の、大型建物です。
北内郭は吉野ヶ里環壕集落の祭祀儀礼の中心地であり、祭祀を中心に様々な祭祀儀礼が行われていたと考えられます。
日常は北内郭に住む祭祀権者が、主祭殿の3階に設置された祭殿に向かい、祖霊に対して豊穰と安寧を祈る儀礼を日々行ったと推定できます。
−−−−−吉野ヶ里遺跡公園HPより
ここらで少し、歴史的にお勉強しましょうか。
(縄文時代)
縄文時代後期には、吉野ヶ里丘陵の周辺部に人が生活していたと推定されている。
ここに人が生活し始めた大きな理由として、この地域が海と近かったことがあると考えられている。
最終氷期が終わり温暖となった縄文時代前期には、縄文海進と呼ばれる海面上昇があり、有明海は吉野ヶ里丘陵の南端付近まで広がり、遺跡から2-3キロメートルほどの距離にあったと推定されている。
有明海は干満の差が平均で5-6メートルと大きく、また遠浅の干潟を持つ。
この干満の差や筑後川などの河川を利用した水運に優れたこと、また貝やカニといった食料が豊富に得られたことなどの好条件が揃い、この地域に人の定住が始まったと考えられている。
(弥生時代)
紀元前4世紀頃には、吉野ヶ里丘陵の中に集落が形成され始め、これが大規模な集落へと発展することになる。
前期には、吉野ヶ里丘陵のところどころに分散して「ムラ」ができ始める。
また、南のほうの集落に環濠が出現する。
中期には、吉野ヶ里の丘陵地帯を一周する環濠が出現する。集落が発展していくとともに、防御が厳重になっている。
また、墳丘墓や甕棺が多く見られるようになる。
大きな憤丘墓になると南北約46メートル、東西約27メートルの長方形に近い憤丘で、高さは4.5メートル以上あったと推定されている。
頂上から墓壙を掘って14基以上の甕棺を埋葬しているものもあり、本州の他の地域でも見当たらない。
後期には、環壕がさらに拡大し、二重になるとともに、建物が巨大化し、3世紀ごろには集落は最盛期を迎える。
北内郭と南内郭の2つの内郭ができ、文化の発展が見られる。
甕棺の数などから推測しておよそ1,200人、吉野ヶ里を中心とするクニ全体では5,400人くらいの人々が住んでいたと推測される
海岸線は次第に遠ざかり、この時代には神埼市千代田町や佐賀市諸富町付近にあった。
筑後川の河口もまたその付近に移ったと推定され、遺構からは港のようなものがあったと推定されている。
吉野ヶ里丘陵は東西両岸を流れる城原川と田手川を通して、この港と交流を持ったと考えられている。
(古墳時代)
古墳時代の始まりとともに、吉野ヶ里遺跡の濠は大量の土器が捨てられ、埋め尽くされてしまう。
集落はほぼ消滅して離散してしまう。
このようなことは、近畿地方や各地の環濠集落も同じような経過を辿る。
また、高地性集落も消滅する。
それは、戦乱の世が治まり、もう濠や土塁などの防御施設や高地性集落の必要性がなくなったからである。
古墳時代になると吉野ヶ里遺跡の住居は激減し、丘陵の上は墓地として、前方後円墳や周溝墓などが築かれた。
人々は、低湿地を水田に開拓出来るようになり、生活の基盤を平野に置くようになった。
−−−−−Wikipediaより
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