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「肉体の学校」 

2019年07月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1965年/日本〕戦前、男爵の妻だった妙子(岸田今日子)も今は離婚し、自由気ままな独身生活を謳歌している。同じく離婚経験者の女友達・鈴子と信子と、月一回の例会を開いている。ある日、鈴子に連れられ、池袋のゲイバーに行った妙子は、バーテンダーの千吉(山崎努)に心奪われる。美しく、精悍で、野卑な千吉は、上流社会の男しか知らない妙子にはたまらなく魅力的で、アプローチを重ね、デートにこぎつける。妙子は、逢瀬を重ねるようになった千吉にますます魅了され、お互い、自由でいる、という条件のもとに、同棲するようになる。ところが、ある日、千吉の女友達・總子に会った妙子は、愕然とする。總子は、妙子が少し前に、千吉に紹介した社長夫人の娘で、しかも2人は、結婚したいと言う・・・。凄い話だ。そして、素晴らしい話だ。金にも、時間にも、男にも不自由していない、中年に差し掛かった女が、ゲイバーでバーテンダーをする大学生と出会う。男は、女の気持ちを知ってか知らずか、初めてのデートに下駄ばきで現れ、途中でパチンコをしたい、と言い出す。男から、そんな扱いを受けた事のない女は驚き、でも、怒るより、そんな男にどんどんハマってゆく。この男女を結び付けているものは何なのか。愛、とは違うんだけど、不思議な絆。この年になると、分かる。そういう男女関係があっても不思議ではないし、男女の関係の在り方なんて、100組あったら、100通りあっていいんだと。あぁ、でも、私がこの物語を語るには、人間が陳腐すぎる(笑)。もっと的確で、分かりやすい説明のできる女になりたい。三島由紀夫の原作は、遠い昔に読んだ。その時は、今回、映画で観たほどの感銘は受けなかった。覚えているのは、クライマックスで、千吉が、ある写真を見せられて、衝撃を受けた場面と、妙子と女友達たちが、自分たちの集まる会を、「年増園」と呼んでいたことくらい。「年増園」なんて、面白い事言うなぁ、と、その頃は、まるで他人事だったことを思い出す。今回、映画を観たあと、原作を読み返してみたら、映画以上に素晴らしかった。若い頃は、この男女の心理が理解できなかった。自分も「年増園」に入れる年齢になった、という事か(笑)。評価 ★★★★★

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