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「永遠の人」 

2019年05月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

〔1961年/日本〕阿蘇の農村に、大地主の息子・小清水平兵衛(仲代達矢)が戦地から負傷して帰ってきた。平兵衛は、幼馴染のさだ子(高峰秀子)が美しく成長している事に驚くが、さだ子は、同じく幼馴染の隆(佐田啓二)と恋仲で、隆の復員を待ちわびていると知る。さだ子を自分のものにしたいと考えた平兵衛は、ある日、彼女の家に押し込み、凌辱する。さだ子は、汚れてしまった自分の体を思い、自殺するも死にきれず、泣く泣く平兵衛の家に嫁ぐ。12年後。3人の子供を生んださだ子だったが、平兵衛への憎しみは消えず、家庭の中は、およそ平和とは遠い状態だった。特に、凌辱された際にできた長男・栄一(田村正和)を、さだ子はどうしても愛する事ができず、そのせいか、栄一は学校で問題ばかり起こす。自分の出生の秘密を知った栄一は自死し、平兵衛とさだ子の仲は、ますます険悪になってゆく。数年後、隆の息子と、さだ子の娘が恋仲になり、2人を大阪に駆け落ちさせたさだ子に、平兵衛は怒り狂い・・・。私は女だから、女としての感想しか持てないけど、この平兵衛って男は、頭がおかしいんじゃないだろうか。自分が凌辱した女と、無理矢理結婚したって、和気藹々とした、笑顔の絶えない家庭なんて築けるわけがないのは、最初から、分かっているではないか。一度も自分に心を開こうとしないさだ子に苛立ち、当り散らしたって、全ての出来事の発端は自分。後悔して苦しむしかない。自分が手に入れたい女がいたら、それなりの手順ってものがあるだろう。当たって当たって、それでも砕けてしまったら、諦めるしかないのに、大地主の息子という立場を利用して、他人を自在に操ろうとするなど、言語道断。高峰秀子さん演じるさだ子の、平兵衛に対する憎しみの強さったら、それはもう、尋常ではないくらい。その演技には身震いしてしまう。ただ、可哀相なのは子供たち。こんな夫婦の間に生まれなかったら、特に長男は、もっと素直な、いい子になっていただろうに、完全に親の犠牲になっている。そして、さだ子は、大人になった次男に、あるショックな事を言われる。でも私だったら、泣いて言い返しそう。「お前に何が分かる」って。そんな事を言うくせに、金の無心だけはしてくるとは、自分勝手にもほどがある、って。私個人としては、さだ子の娘と、隆の息子が駆け落ちした場面は、さだ子の夢を子どもたちが叶えてくれたような気がして、なんだかとっても嬉しかったのよ。自分の夢の道具に、子供..

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