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敏洋’s 昭和の恋物語り

行って良かった、ルーブル美術館展!(五) 

2019年03月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



さあ、タイトルの由来です、いよいよ。
「行って良かった」とは……。

マリー・アントワネット王妃の胸像に出会えたことは、勿論に嬉しくはあります。
ありますが、それだけで「行って良かった」とまでは……ねえ。

それは、この作品に出会えたことです。

https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#「マラーの死」ジャック=ルイ・ダヴィッドと工房 作

[美術館制作 チラシ]より
フランス革命の重要人物であるジャン=ポール・マラー(1743−1793)は、急進的なジャコバン派に与し、『人民の友』紙で激しい王政批判を展開して民衆から支持を得ました。
しかし1793年7月13日、皮膚病の治療のため湯につかりながら仕事をしていたマラーは、対立するジロンド派の若い女性、シャルロット・コルデーによって刺殺されてしまいます。
その翌日、国民公会は、ジャコバン派に属していたジャック=ルイ・ダヴィッドに、マラーの肖像の制作を依頼しました。
4ヶ月後の11月14日に国民公会に寄贈された肖像画はたちまち評判となり、ダヴィッドの監督のもとに数点のレプリカが制作されました。
本作はそのうちの1点です。ダヴィッドは、若い頃に影響を受けたカラヴァッジョの《キリストの埋葬》(ヴァチカン絵画館)から、だらりと腕を垂らすポーズを取り入れ、マラーを革命の「殉教者」変容させました。
その身体は、均整のとれた体格に理想化され、英雄性を帯びています。
−−−−−

別段、こういった背景から感動したわけではなく、純粋に絵画に打たれたわけです。
第一、アントワネット王妃と対立していた、わたしにとっては、「不倶戴天の敵」一派のわけですから。

やや眉間を寄せて、それこそ「まだ死ねぬ」とでも言いたげに、右手に羽根ペンを持ち、そして左手には書きかけの手紙でしょうか演説の草稿でしようか。
だらりと垂れた右手なんか、すごいですよ。
未練でしょうか……。慚愧の思いでしようか……。
なににしろ、事の善悪は別として、道半ばというのは心残りだと思いますよ。
といって、どこまでやれば得心が得られるのかは分かりませんが。

人物像やら経歴を知ると怖くなりますが、そのことと、この絵画の芸術性とは無関係ですしね。
もし機会があるようでしたら、是非にも観覧してみて下さい。

得心する――なかなかに、難しいことのようでして。
まあわたしの場合は、「マリー・アントワネットに……」でしようかねえ。

「嘘吐け!」と聞こえてきそうですが、その通り!
まだまだたくさんの作品が、完成を待っていますから。
健康に気をつけて、長生きしましょうか。
しかしそれもまた、いろいろとねえ……。

今回は、この[マラーの死]だけとしましょう。
感慨に耽りたいと思います。
それにしても、上部の暗闇が、わたしに深い感銘を与えてくれます。

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