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2019年02月25日 外部ブログ記事
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 「日本国紀」百田尚樹著のこと

 写真は増上寺山門近くに咲く紅梅。

 二月中旬はアスリエの定期設備検査の時期にあたり休業中でしたので、ジム通いが出来ていませんでした。昨日は筋力トレーイング、ホットヨガに取り組み昨夜は快眠でき快適な体調に戻りました。ところで「日本国紀」については以前もこのブログで取り上げました。文字が小さく、500ページにも余る大作で、私の片目の視力では読み切るのに時間がかかり大変でしたが昨日やっとの思いで読み終えました。

 途中でも触れましたので、今回は①自分の生まれた国の通史を一気に読み切ることの意味②著者百田尚樹の視点の二点について触れておきたいと思います。

 私も人並みには中等教育の中である程度歴史の勉強として日本史を学んできました。そしてその後は部分的に文学書で平安時代、最近は「能」の勉強で平安から中世の勉強を、歴史ドラマでは中世から徳川、明治維新等をフィクションの世界を各作家の目で学びました。まず通史として日本の歴史を振り返えり学ぶことはありませんでした。

 歴史は常に「勝者の歴史」と言われます。そしてどのような歴史書も著者の視点を中心に展開されるのが常です。中国や韓国から日本を観た歴史と、それらの国においてどのような歴史教育がされているかにより見方が分かれることは当然です。ましてや北朝鮮や独裁国家において意図的に指導者の視点から歴史が歪曲されることもしばしばです。

 百田尚樹は「永遠の〇」で作家デビューし、2013年には「海賊と呼ばれた男」で第10回本屋大賞を受賞した作家です。最近では囲碁を趣味とすることから江戸期の本因坊家を描いた著者の大作を読み、大変面白かった経験があります。勿論、多少国粋主義的(右翼的)ともいわれる著者ですが、その網羅的な調査力、鋭い視点には定評があります。「日本国紀」にもその片鱗が図書にあり、特に「コラム」欄には著者の視点はが色濃く表れています。

 しかし通史として読み切ると著者の指摘は私には大変参考になりました。特に近代史における記述で、欧州列強が植民地支配に傾斜している中で、アヘン戦争で英国が植民地支配さた中国も含めて、アジア諸国は全て列強の支配下にありました。欧米人の人種差別的支配に悩んでいた中で、明治期以降急速に台頭した日本が日露戦争でロシアを破り、人種差別(日本人は有色人種として)に対する強い反対の姿勢を貫いた点は、多くのアジア諸国が第二次大戦後独立を果たすことに繋がるのです。

 最近の韓国の反日政策への急変や、中国の南下、膨張政策等には強い違和感を覚えます。トランプ政権の不安定な外交戦略にも注意を払いながら、我が国は今、国益にかなう判断をしていくことが重要です。平成が終わろうとしているる今、後世にも評価される日本の歴史的判断と行動を示してほしいものです。日々是好日。

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