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2019年09月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 少し気になる認知症の話

 写真は小学校などで行われている「がにがに体操」。かかと落としやスロー・ジョギングと合わせ行えば神経系統を刺激する効果が大きいとのことです。「ためしてガッテン」で過去に紹介された食と健康の究ワザ31連発の一つです。バランスの取れた体力増強に努めましょう。

 さて、本日の話題は認知症。政府発表では、2012年には65歳以上の高齢者の15%、約4,62百万人が、そして2018年には5,5百万人、2025年には7-8百万人が認知症患者になると言われています。40-60歳の若年性認知症患者と異なり、85歳では約半数が認知症患者と言われています。

 認知症は症状であり、アルツハイマー病などと異なり”病気”ではありません。加齢とともに認知機能が低下し、健常者にとっては不可解な行動とみられることも増えます。そこで介護(Care)による寄り添いが大切になります。大阪大学で高齢行動学の第一人者である佐藤教授のインタビューを今朝ラジオ(NKH第一放送)で聞きました。

 これまで認知症患者の判定には長谷川式やMMSCが利用されているようですが、日常会話式簡便な認知症班別テストです。簡便法なので画像検査等と合わせ利用されます。質問には「今日は何年何月何日ですか」等の質問がされ、プライドを傷つけられたとか、馬鹿にされたなどの批判もあります。

 それに対して佐藤教授は阪大のロボット研究の第一人者、石黒教授のテレノイド(遠隔操作型ロボット)を利用したCandy(ロボットによる対話型検査)を導入したところ、遠隔操作型にも拘わらず、アルツハイマーの高齢者はロボットとの対話で逆にロボットに絵本を読み聞かせる等の行動が現れ、「心の動き・内面」をよりよく探ることが出来たとのことです。

 認知症患者の心の中を理解し、共感と共生で気分をやわらげながら寄り添うことが重要性であるとしています。前頭葉の機能障害で「くそ」などと荒っぽい言葉を使う、または「財布を取られた」等と被害妄想になりやすい患者に対して、「一緒に探しましょう」と共感をもってCare(介護)することが大切なのです。将来の自分の姿でもあるわけです。

 他人ごとではなく、人は加齢とともに、認知能力が衰えてきます。最近の高齢者による自動車運転事故等の原因を調べると、判断ミス、反応の鈍化などに加えて、加齢による視野の狭さや、瞬時に目の前に異常な状況が飛び込んでくるというような妄想もあるようです。老化現象とはこのようなものなのです。私たちは有限の世界に生きているのですから日頃から心して行動する必要があります。日々是好日。

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